Discover 手帳 2018

中高生のみなさまへ

さあ、「ふりかえり力」を身につけよう!

「振り返り」とはなんでしょうか?

それは、過去の自分を客観的に見つめ、成功した体験も、失敗した体験も自分には必要な体験だと前向きに捉え、それを活かして自分が成長するためにはどうすればよいかを考えること。「振り返り」が単なる「反省」と大きく異なるのは、あくまでも「前に進むためのもの」で、「次の行動につなげるための作業」である点だといえるでしょう。

「振り返り」をテーマに多数の講演を行っている福岡女子大学准教授の和栗百恵先生は、その重要性を以下のように語っています。

――5年先の姿さえもはや想像がつかない変化の激しい時代を生き抜くには、どんな変化が起ころうとも、それに押し流されることなく、自分の立ち位置を確認・修正しながら、見通しを立て、学び続けていく能力が絶対に必要です。そのような姿勢を身につけるうえで、決して欠くことができないのが、「ふりかえり力」なのです。「振り返り」はまた、自分自身や他者、社会を観察したり、理解したりする力のみならず、目的意識をもつ、体験をよりよい次の実践につなげる、そこで得た学びを別のところに応用する、といったさまざまな能力を生み出します。

では、この「ふりかえり力」はどのようにして身につくのでしょうか?

―― 大切なのは、目標や自分の行動に対する「なぜ?」を自らに問う習慣をつけること。手帳や日記をつけることは、目標や見通しを立てたり、その実践を「振り返る」力が身につく効果があると考えられますね(和栗先生)

今、みなさんが手にしている「フォーサイト」は、そんな「ふりかえり力」を育てることを目的に作成された手帳です。この「フォーサイト」に書き込むことを習慣にすれば、「ふ・り・か・え・り」の「く・り・か・え・し」ができますから、少しずつ、正しい「ふりかえり力」が身についていきます。

最初はすべて書き込めなくても大丈夫。毎日少しずつでもよいから、続けることが大切です。継続とは力なり、というのは本当で、使い続けているうちに書くことが習慣になり、気がつけばいつのまにか「振り返り」も習慣になっているはずです。

正しい「ふりかえり力」は勉強や部活の目標を実現する力になるだけでなく、もっと大きな夢への展望を広げてくれます。また、自分の人生を自分で切り拓いていく力=自立力を高めるために欠かせない力でもあります。つまり、「ふりかえり力」はあなたにとって生涯、役立つ力となるでしょう。

さあ、「フォーサイト」に書き込むことを、さっそく今日から始めてみましょう。