社会人になって5～10年。振り返ってどうですか？充実していましたか。あっという間でしたか。
そうそう、昔の学生仲間と集まったり、同期入社のやつらと飲んだりして、違和感を覚えることはありませんか。こいつこんなだったっけ？
ビジネスの場は強烈で、ヒトを大きく伸ばしたり、押しつぶしたりします。そこで5～10年揉まれれば、個々人の成長度合いに何倍もの差が生まれるのは当然です。それがあなたの違和感の正体です。そして自分の成長を振り返るきっかけともなるのでしょう。
少し振り返って、少し反省したら、前に向き直って未来を見ましょう。そして行動を起こしましょう。
今目前に迫る壁がどんなものかは、みなさんならもうわかっているはず。それが「経営視点」というものです。
対象が何であっても数年真摯に取り組めば、それなりにはなれます。Webマーケティングでも、人事採用でも、ロジスティクスでも。でも、そこまでです。
もしあなたが、より良い仕事をしようと思うなら、もう1段の成長を望むなら、横、つまり専門外の分野との連携が必須です。それには各分野を統合するための目的や論理、つまりひとつ上の「経営視点」が必要なのです。あなたが今経営者であろうとなかろうと、事業責任者としての視点を持って初めて、事業への大きな貢献ができるのです。
この本はきっとその手助けとなるでしょう。事業全体を理解し、それを議論するための言葉が学べます。
29歳のあなたにとって、今がきっと人生の分かれ道。さあ、どっちに進みますか？
三谷宏治