制作裏話

制作裏話 PRODUCTION
INSIDE STORY

手帳制作の裏話をご紹介!

手帳の編集を担当している林に、
2021年の#ディスカヴァーの手帳 制作に
まつわる話を聞きました。

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新しくなったところはありますか?

ディスカヴァー・ダイアリ―シリーズは、毎年、お客様の声を元に改善を重ねてきました。しかし、今年はCOVID-19の影響により、製作工程に不測の事態が起こることを懸念しまして、大きな仕様変更はあえて避けました。そのかわりに、これまでに培ってきた「使いやすさ」を十分に活かしきったフォーマットに仕上げています。
手帳をご愛用いただいている多くのみなさまにとっても苦難のときですが、このような日々こそ、手書きの大切さが見直されるのではないかと思います。今年もディスカヴァー・ダイアリ―を無事にお届けすることができて嬉しいです。

ラインナップを教えてください

シリーズのなかでも特に人気の高い『ディスカヴァーダイアリー 2021 1月始まり [A5] <ネイビー>』(ウィークリータイプ)と『ディスカヴァーダイアリーデイトゥデイ 2021 1月始まり [A5] <ネイビー>』(デイリータイプ)の2種に絞りました。2種に絞らざるをえなかったのは、COVID-19の影響で、これまでのように豊富なラインナップをご用意できなかったという事情があります。
その分、ネット販売を強化し、ディスカヴァーオンラインショップで「リフィル」と「カバーのみ」を販売。さらに、Amazon.co.jpでも「リフィル」をご購入いただけるようになりました

ウィークリータイプとデイリータイプのどちらを選んだらいいですか?

ウィークリータイプは「1週間1ページ」、デイリータイプは「1日1ページ」で、どちらにも優れた特性があります。

ディスカヴァーのウィークリータイプには、日付部分に時刻の記載がありません。
仕事やライフスタイルによって、午前中が忙しい人もいれば、午後に細かい予定を入れたい人もいますよね。そんなときに、1日を平均の時間間隔で割ってしまうと、午前中は予定がギッシリでスペース内に書ききれないのに、午後はスカスカ、といったことになってしまいます。そこで、あえて時刻はあらかじめ記載せずに、使う人によって「10:00 来客」「13:30 ミーティング」などのように、時刻を書き込んでいくスタイルに設計しました。
また、ウィークリータイプは1週間をひと目で見渡せるので、週単位で計画を立てる人に向いています。たとえば、月曜日にAさんと打ち合わせをして、その内容を火曜日にBさんと検討し、金曜日のグループミーティングで発表する、といったように、1週間のなかの流れやTODOが把握できるのが特長です。
ディスカヴァーでは、営業部にウィークリータイプを使っている人が多いですね。

一方、デイリータイプは、スケジュールやメモなど、1日のうちに書くことがたくさんある人に向いています。1日1ページとスペースに余裕があるので、ギュウギュウ詰めになりにくいことから、こちらには時刻をあらかじめ記載しています。2000年版からは、お客様のご意見をもとに、時刻記載を横軸から縦軸に変更したところ、「予定の管理がしやすくなった」とご好評をいただいています。
また、デイトゥデイの特長は、ページのベースが方眼罫で、大きく3分割になっていることです。
この3分割を、たとえば、「①スケジュール」「②備忘録」「③未来のためのアイデアメモ」のように書き分けることで、「今日やること」「忘れないでおくこと」「将来やりたいと思うこと」がごちゃつかず、頭のなかが整理できます。さらに、今日やることと、忘れないでおくことを、将来やりたいことに紐づけておけば、1年後5年後10年後の目標達成に役立ちます。

ご自身の仕事の内容やライフスタイルに合わせて、ぴったりのタイプを選んでください!

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お客様にどんな⾵に使っていただきたいですか?

創刊以来、ディスカヴァー・ダイアリ―シリーズのキャッチコピーは「アバウトでクリエイティブ!」です。
ぜひ、⾃由に使っていただきたいと思っています。
もちろん、なめらかな書きごこちや、スケジュール管理がしやすいレイアウト、目が疲れにくい用紙の色と印刷の濃淡、ガバッと180度開く製本方法などなど、手帳にとって大切な創意⼯夫はこらしています。しかし、そういったことにはあまり気づかれずに、「なんだか快適で使いやすい!」と感じていただけるのがいちばんなのです。
なので、フォーマットも「ここにはこれを書くこと」「時間管理はこうするのがルール」など、細かく設定しすぎないようにしています。みなさまのオリジナルな使い⽅で、1年間、自由に使い倒していただければ幸いです。
いまや、スケジュールはアプリなどで管理するのがあたりまえとなりました。いつしか紙の手帳を手離された方も多いことでしょう。
「それでもなお、手書きで書く」ことの意味を考えたとき、日々の予定をこなすだけではなく、予定に付随する自由な発想や、将来への希望を記すツールとして、手帳の活用の場があるのではないかと思っています。

最後に

ラインナップの縮小によって、これまでご愛用いただいていたサイズやカラーが今年はご用意できず、ご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ありません。
来年のラインナップは未定ですが、これまでお客様の声よって改善してきたディスカヴァー・ダイアリーシリーズは、これからも改善を続けてまいります。今後とも、よろしくお願いいたします。
また、出版社であるディスカヴァーには、著者のみなさまがプロデュースする⼿帳も、いろいろな種類をとりそろえています。ぜひ、チェックしてみてください。