エマソン 自分を信じる言葉

エマソン 自分を信じる言葉

著 | ラルフ・ウォルドー・エマソン
編訳 | 佐藤けんいち
1430円 (税込) ※1

発売日:2025/1/24
ISBN:978-4-7993-3118-7

Product description 商品説明

自分の本性にしたがって生きよ

「自分の潜在能力を過小評価するな」
ニーチェ、鈴木大拙、カーネギー、ガンディー、オバマ米元大統領…読み継がれてきた自己啓発の元祖

◎エマソンって誰?
エマソンといっても、すぐにはピンとこない人が少なくないかもしれない。だが、それはムリもない。21世紀に入ってしばらくたつまで、この国ではすっかり忘れられた存在になっていたからだ。
世紀を生きたラルフ・ウォルドー・エマソンは、急速に発展してゆくアメリカ社会に現れた哲学者で詩人であり、講演家で著作家である。アメリカ人として、ヨーロッパからの借り物ではない、自分自身の思想を打ち出すことで、「アメリカの知的独立」を宣言し、先導することになった人物である。

◎多くの著名人が敬愛する自己啓発の元祖
なによりも、知る人ぞ知る自己啓発書の古典『自己信頼』の著者である。エマソンといえば『自己信頼』、逆に『自己信頼』といえばエマソンという連想がはたらくほど、この1冊とふかくむすびついている。自分自身を信じて、ほかの誰でもない自分自身を頼みとすることの重要性を説いたマニフェストのような内容だ。近年では、黒人ではじめてアメリカ大統領になったオバマ元大統領が、『自己信頼』を愛読書であると公言し、2009年の就任演説でも取り上げて以来、アメリカだけでなく、日本をふくめた世界中で「エマソン復活」が始まった。
だが、明治時代の先人たちもエマソンには大いに感化されている。この事実を知れば、エマソンは日本人にとっては、もともと無縁の存在ではないことがわかるだろう。エマソンを知ることは、アメリカ理解が深まるだけでなく、近代以降の日本と日本人を知ることにもつながるのである。

◎今こそ日本人が読むべき一冊
そんなエマソンだが、21世紀のいま読んでも、つよい印象を受けることばが多い。
とくに日本人は、いまこそ読むべき内容だといっていいかもしれない。世間のなかに生きる日本人が、いかに自分に自信をもち、自分自身を信頼して、この激動期に生きるか、そのための知恵に充ち満ちているからだ。これは個人レベルだけでなく、自分が属する組織や、国民として国家レベルまで拡大すべき課題である。

Index 目次

Ⅰ. 自分を信じよ!―『自己信頼』の神髄
Ⅱ. 人間には無限の可能性がある
Ⅲ.「いまこの瞬間」を生きよ
Ⅳ.「目に見えないもの」を意識せよ
Ⅴ.「自然法則」はすべてにはたらいている
Ⅵ. 人生とはパワーの探究だ
Ⅶ. 人生で成功するために心がけるべきこと
Ⅷ. あたえられた才能をつかって突き進め
Ⅸ. 魂がふれあう人間関係
Ⅹ. 学びとアウトプット

Author description 著者情報

ラルフ・ウォルドー・エマソン

19世紀アメリカを代表する哲学者で著作家。ボストンに生まれ、ハーバード大学神学部卒業後に牧師となるが、教会の形式主義に懐疑的になり29歳で教会から離れる。その後、牧師から講演家に転身、「アメリカの知的独立」を先導する役割をはたし、「コンコードの哲人」と偶像視されるに至る。代表作『自己信頼』では、内面の声に従い自分を信頼することの重要性を説き、アメリカ個人主義の確立に大いに貢献した。ニーチェやトルストイ、ソローやガンディー、さらには徳富蘇峰や鈴木大拙など明治時代の日本人にも多大な影響をあたえている。個人のもつ無限の可能性を説いたことで、自己啓発思想の源流と位置づけられている。

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佐藤けんいち

ケン・マネジメント代表。1962年、京都府に生まれる。一橋大学社会学部・社会理論課程で歴史学を専攻、米国レンセラー工科大学(RPI)でMBAを取得(専攻は技術経営)。銀行系と広告代理店系のコンサル会社勤務を経て、中小機械メーカーで取締役企画室長、タイ王国では現地法人を立ち上げて代表をつとめた。編訳書に『超訳 自省録』『ガンディー 強く生きる言葉』『超訳ベーコン 未来をひらく言葉』『超訳 アンドリュー・カーネギー 大富豪の知恵』『フランクリン 人生を切り拓く知恵』『言志四録 心を磨く言葉』(いずれも小社刊)がある。
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