ディスカヴァー・トゥエンティワン

「自分らしく生きたい」と思っている、すべての人に読んでほしい超訳シリーズ
「超訳」によって、
古典は時代を超える

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『超訳 ニーチェの言葉』が、なぜ誕生したのか?

実存主義の巨人といわれるニーチェは、おそらく世界で最も名前を知られた哲学者でしょう。
それは彼の存在が、いまでも世の中に大きな影響を与え続けている証にほかなりません。
だからこそ「彼が何を伝えようとしたのか?」は、誰もが大いに気になるところです。

その一方で、極めて難解な表現ゆえか、彼の著作を実際に読破した人が、その知名度に比べ非常に少ないのも事実です。気にはなるけど、なかなか手が出せない、実は、そんな人たちが大多数なのではないでしょうか。

『超訳 ニーチェの言葉』は、誰でも気楽に読める古典として、100万部を超える大ヒットとなりました。
特に、アスリートや芸能人など、各界の第一線で活躍している方々の愛読書としても話題になっています。

目指すものが何であれ「自分らしく、前に進みたい」という意思の持ち主に、「超訳」は確実に響いていたわけです。

古典と出会うことは奇跡に近い

「超訳」とは、古典という宝物にさらなる磨きをかけ、多くの人に届けるという試みです。

古典のすごいところは、数百年も前に書かれたのに、まるで現在に生きる自分のために用意されていたような、心に響く言葉やメッセージが溢れているということ。

また、人生の達人はどの時代にも存在したはずですが、その生き方を言葉にして残してくれた達人は、極めて少ないのです。だからこそ、彼らの言葉に出会うことは、奇跡のような出来事と言えます。

古典に親しむためのハードルはとても高い

よく「時代を超えて読み継がれてきた作品」と言いますが、現在に生きる私たちが達人の言葉に触れるためには、膨大な時間の経過を埋めていく、それ相当の覚悟が必要になります。特に原書が外国語だった場合、日本語訳の不自然さがさらに読者を遠ざけてしまうことも。こうして生じる古典の難解さが、時に奇跡を阻んでしまうわけです。

そのため、古典は、学術的、専門的な興味を抱く人たちのものになりがちです。多くの人は、作者の名前や作品名は知っていても、彼らが伝えたかったメッセージに触れる機会がほとんどなくなってしまうのです。

あなたにぴったりの言葉がきっと見つかる

「超訳」シリーズは、古典の難解さを解消しつつ、そこに込められた精神を忠実に表現した画期的な作品群です。

ぜひ「あなたのために用意された言葉」との出会いを体験してください。

世に知られることのなかった、
“明るいニーチェ”がここにある

超訳 ニーチェの言葉

白取 春彦 (翻訳)

フィギュアスケート選手・町田樹さん絶賛!
「たった一度きりの人生を謳歌するためのヒントがここに!!」

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ニヒリズムや反宗教的思想といった独自の思想により二十世紀の哲学思想に多大なる影響を与えた、十九世紀ドイツの哲学者ニーチェ。

「神は死んだ」という主張やナチズムとの関わりを噂されるなど、様々な伝説に彩られた孤高の哲人だが、実は彼は、ほとばしる生気、不屈の魂、高みを目指す意志に基づいた、明るく力強い言葉を多数残している。

本書では、それらの中から現代人のためになるものを選別した。
心ゆくまで、あなたの知らなかったニーチェの世界を堪能していただきたい。

本書の一部:
「自分を常に切り開いていく姿勢を持つことが、この人生を最高に旅することになるのだ」
「今のこの人生を、もう一度そっくりそのままくり返してもかまわないという生き方をしてみよ」
「死ぬのは決まっているのだから、ほがらかにやっていこう。いつかは終わるのだから、全力で向かっていこう」
「喜ぼう。この人生、もっと喜ぼう。喜び、嬉しがって生きよう」

「哲人皇帝」が自分自身と対話して記した、生き方の哲学

超訳 自省録 よりよく生きる

マルクス・アウレリウス  (著), 佐藤 けんいち  (編集, 翻訳) 

2000年間読み継がれてきた名著。
マンデラ元南アフリカ大統領ほか各国のリーダーが愛読、
シリコンバレーの起業家たちも注目している
本当は哲学者になりたかったローマ皇帝による人生訓。

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紀元2世紀に生きたローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌス(紀元121〜180年)は、激務のかたわら就寝前に瞑想し、その記録を続けていた。それが『自省録』だ。

マルクス・アウレリウスは、第16代のローマ皇帝として「五賢帝」の最後に位置づけられている。五賢帝とは、ネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウス、マルクス・アウレリウスと続く5人の皇帝のことだ。いずれも内政においては善政をほどこし、外政においても地中海帝国としてのローマ帝国の最盛期を実現した。

だが、五賢帝の最後となったマルクス・アウレリウスが39歳で即位したとき、すでにローマ帝国は全盛期を過ぎており、衰退の影が見え始めていたのである。
洪水や大地震などのあいつぐ天災、戦地から兵士たちが持ち帰った感染症の蔓延(天然痘だとされている)、東方では大国パルティア王国との戦争、北方からの蛮族ゲルマン人の侵攻、そしてシリア属州においては信頼していた将軍の反乱など、さまざまな問題が押し寄せてきたのであった。

帝国を北方から脅かすゲルマン人との戦いの前線に設置されたドナウ河畔の陣中でも彼は『自省録』を書き続けていたが、過酷な環境においての激務で神経をすり減らし、食も細っていたため、ついに陣中で病没する。享年59歳であった。

『自省録』は読者をまったく想定していない私的な文書である。しかも、このギリシア語のタイトルさえ自分自身でつけたものかどうかも不明だ。全12巻の構成じたい、いつそうなったのかも不明だ。そもそも、なぜこの記録ノートが廃棄されることなく筆写され、伝承されてきたのかも、ほんとうのところはよくわかっていない。

『自省録』の中には、日本人にもなじみ深い内容が語られている。「すべてが瞬間ごとに変化していること」(=無常)や、「すべてがつながっていること」(=縁起)を強調したブッダの思想にも通じるものがあり、「いま、ここ」に集中するべきと説く禅仏教や上座仏教がルーツの「マインドフルネス」を連想させるものがある。老子や荘子などの老荘思想が説く「タオ」(=道)にも通じる自然観がある。しかも、21世紀の現在にも通じる宇宙観がある。「仕方ない」ということばに体現された、きわめて日本的な運命受容と肯定の思想を見いだすこともできる。「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」という『葉隠』の思想を想起する人もいるだろう。

著名な愛読者としては、南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領や、米国のビル・クリントン元大統領、トランプ政権の国防長官だったマティス海兵隊退役大将(2018年12月末に解任)などがいる。南アフリカで人種差別のアパルトヘイトと戦い投獄されたマンデラ氏は、獄中に差し入れられた『自省録』を繰り返し熟読したのだという。27年間にも及んだ獄中生活から解放後に南アフリカの大統領に選出された際には、怒りではなく和解こそが重要だと理解したうえで、人種間の壁を越えた国民和解に努めた人であった。

クリントン元大統領は、大統領退任後には1年に1回はかならず読み直しているとインタビューで語っている。マティス米海兵隊退役大将は、「マッドドッグ」や「戦う修道士」という異名をもつ人だが、ペルシア湾やイラク、アフガニスタンでの任務の際には、つねに持参していたという。

抜群のバランス感覚から生まれる
深い洞察

超訳 モンテーニュ 中庸の教え

モンテーニュ (著), 大竹 稽 (編集, 翻訳)

モンテーニュが『エセー』を書いてくれたことで、
地上に生きる喜びは大きなものになった。
————ニーチェ
デカルト、パスカル、ルソー、アランなど
世界の哲学者に影響をあたえた名著ついに超訳で登場。

さらに詳しく

『エセー』で知られる哲学者モンテーニュは、フランス史上最大の混乱期に生きた人です。 国内はカトリックとプロテスタントに分裂し、そこに権力闘争が滑り込み、フランスは稀に見る無秩序に叩き込まれました モンテーニュは、混迷極まるこの時代に、公人として「奮戦」しました。

彼が思想家と呼ばれるのは、学者だったからではなく、『エセー』という書物を残したからです。 モンテーニュはモラリストの始祖とも呼ばれます。 体系的な思想を形成しなかったので、彼の名が哲学史の教科書に出てくることはありませんが、 世に名高い数々の大哲学者たちが『エセー』を読んでいるのは周知のところです。 パスカル、ルソー、日本では西田幾多郎、そして、ニーチェ。

『エセー』の中で、モンテーニュが思索し続けたテーマには、 「死ぬ」「生きる」「判断力」「無常」「無知」「自然」などがあります。 そして、どのテーマについても答えを出すことはありません。 自分の思索の巡り合わせを、ただ記述していきます。 ですから、彼の言葉は、命じるのではなく、私たちに示唆を与えるにとどまります。 ここもまた、彼の魅力の一つです。

モンテーニュは決して、自らを地上から乖離させません。 あけすけに自らを暴露します。 「結婚には向かないんだよな」「結石って痛いよね」「ハゲでなにか?」 「死に方なんてわからんわい」「楽しくないことはしたくないね」「怒鳴ってしまうこともあるわな」等々……。 きっと、モンテーニュが記述する数々の姿を、あなた自身にも見出せることでしょう。

モンテーニュの卓抜した洞察力は、私たちがぶつかっている問題を予知しています。 「多様性」「知識(情報)」はその最たるものでしょう。 「多様性というなら、自分が一番多様(定め無い)じゃない?」 「知識に使われるな! 知識を活かせないなら、そんなもの捨ててしまおう」

「中庸」に対する思索もまた、抜群のバランス感覚の賜物です。 「断定はしない。ただ私はそう思うだけだ」「徳は断崖絶壁の頂に据えるものじゃない」 「六十歳でも学生のような姿勢でいたい」等々。 これらは、彼の品格も表現しています。

『エセー』は、現代の日本人の身にこそ、沁みるのではないでしょうか。 自分の目ではなく他人の目を気にすることが多い私たち日本人の背中を押してくれるメッセージが、随所に現れます。

「他人の目で自分を見られるかい?」
「名を残すより、生きることが大事だよ」
「結果なんて問題にならんわい」……。

全世界で読み継がれる、
人間関係の黄金律

超訳 カーネギー 人を動かす

デール・カーネギー  (著), 弓場 隆  (翻訳)

人間関係の黄金律として80年を超えて読み継がれ、
全世界で1000万部以上が売れている傑作を超訳しました。
忙しい人でもすぐに読めて、公私にわたり役に立ち、人生が劇的に変わる本です。

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本書の中から、人を動かすための3つの基本を紹介しましょう。

1 相手の意見を尊重する

もし相手に「あなたは間違っている」と単刀直入に言ったら、相手はあなたに賛同したくなるだろうか?
とんでもない。 相手は自尊心を傷つけられるので反論したくなる。
あなたがどんなに名論卓説を並べようと、相手は自分の信念を曲げようとしない。
なぜなら、相手は論理の生き物ではなく感情の生き物だからだ。

2 相手の意欲を高める最善の方法

実業家のチャールズ・シュワッブが大成功を収めた理由は、人との接し方を心得ていたからである。 彼が明かした成功の秘訣は、紙に書いて額縁に入れ、全国の家庭、学校、職場に飾っておくべきだ。 それを実行すれば、あなたの人生は大きく変わる。

「相手の長所を引き出す唯一の方法は、褒めて励ますことである。
上司や教師や親が小言を言うと、相手はやる気をなくしてしまう。
がんばりたくなるきっかけを相手に与えることが大切だ。
だから私は絶対に小言を言わないし、他人のあら探しもしない。
何かが気に入ったら、惜しみなく褒めるようにしている」

3 人を変える魔法の力

人を変えることについて話をしよう。
もし私たちが相手の秘められた才能に気づかせることができれば、 人を変えるよりもはるかに大きな成果があがる。文字どおり人を変身させることができるからだ。
これはけっして大げさな表現ではない。ハーバード大学の教授を務めた偉大な心理学者ウィリアム・ジェームズの名言を紹介しよう。

「私たちは本来あるべき状態と比べると、半分しか目覚めていない。
人間はふだん使っていない多種多様な力を秘めているが、自分の限界よりもずっと狭い範囲で生きている」

まさにそのとおりだ。あなたはふだん使っていない多種多様な力を秘めている。
そのひとつが、人を褒めて奮い立たせ、自分の可能性に気づかせる魔法の力だ。
反感を抱かせずに人を変えるために、どんなにわずかな進歩でも、心を込めて惜しみなく人を褒めよう。

人間にとって最大の問題「悩み」をどう克服するか

超訳 カーネギー 道は開ける

デール・カーネギー  (著), 弓場 隆  (翻訳)

自己啓発の原点、待望の超訳登場!
くよくよせずに、新しい人生を始めよう。
世界的ベスト&ロングセラー!

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本書は、1944年に出版されたアメリカの自己啓発の大家、 デール・カーネギーの古典的名著『道は開ける』の初版本をもとに編集したものだ。

ちなみに、日本でよく知られているのは、 1984年に遺族によって改訂された原書をもとに翻訳したものである。 初版本には改訂版にはないエピソードが満載されている。

カーネギーには『人を動かす』と『道は開ける』という2冊の世界的ベストセラーがあり、 前者は良好な人間関係を築く方法について、後者は人生全般に関する悩みについて書かれている。

『道は開ける』は自己啓発の源流といえる本で、 具体例とともに、古今東西の偉人や一般人が悩みにどう向き合ってきたかが紹介されている。 悩みに対してカーネギーが提唱している解決策を要約すると、おおむね次のようになる。

カーネギーが提唱している解決策
1 たえず心配するのではなく、仕事や趣味や家事に没頭して忙しく過ごす
2 人々に何かをしてもらうのではなく、人々のために尽くして喜びを得る
3 暗いことを考えて悲観するのではなく、物事の明るい面を見て楽観的になる
4 昨日や明日のことを思い煩うのではなく、今日を精一杯生きて充実感を得る
5 境遇について不平を言うのではなく、恵まれている点に感謝する

本書は前向きな姿勢で人生を切り開く助けになるに違いない。

聖書を読むだけではわからない
人間としてのイエスが実際に語ったこと

超訳 イエスの言葉

白取 春彦 (著)

敵をなくす一番の方法は敵を愛することだ。
ミリオンセラー『超訳ニーチェの言葉』編訳者が
イエスの言葉を現代によみがえらせる。

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2000年前、ローマ帝国支配下のパレスチナ地方に現れて、
圧政と宗教の束縛、貧困に苦しむ人々に愛と赦しを説いた一人の男、イエス。
彼は実際に何を語ったのか?

ミリオンセラー『超訳ニーチェの言葉』の編訳者・白取春彦が、
聖書を読むだけではわからないイエスの言葉を、現代によみがえらせる!

「敵をなくす一番の方法は、敵を愛することだ」
「今日は今日で精一杯のことをしたのだから、それでいいじゃないか。自分の一日の働きに満足しよう」
「きみが愛するべきなのは、きみが好きな人だけじゃない。関わってくるすべての人だ」
「食っていければ、それでいいのか?きみが生きるために必要なものは何だ?」

ヘッセの小説、詩、エッセイ、手紙などから厳選した魂の言葉

超訳 ヘッセの言葉

ヘルマン・ヘッセ (著), 白取春彦 (翻訳)

君だけの道を行け。
『車輪の下』で知られる青春文学の巨匠
ノーベル文学賞作家ヘッセが贈る人生の応援歌。

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『車輪の下』ほかの印象から、ヘッセには甘酸っぱい青春小説を書く作家というイメージがある。また、スイスの自然を謳う純粋で牧歌的な詩を書く人と見られることも多い。

しかし、現実のヘルマン・ヘッセは牧歌的でも甘美でもない。
決して害のないおとなしい人間というわけではなかった。

後期の作品である『デーミアン』『荒野の狼』『ガラス玉演戯』などから明らかなように、彼は反権威主義者であり、妥協を赦さない苛烈で強い精神と、自己を通しながら現実を生き抜く力を持った人だった。

「自分を癒すのも、助けるのも、自分自身だ。自分の魂を動かすのは自分自身なのだ」
「悩んでいるね。悲しいことが多いね。でも、喜びなさい」
「最悪の一日も、私のかけがえのない人生の大切な一日なのです」
「どこにいても、きみがどうあろうとも、きみは幸福になれる」

ヘッセの小説、詩、エッセイ、手紙などから、
ミリオンセラー『超訳 ニーチェの言葉』の白取春彦が230のの言葉を厳選した。

目次
Ⅰ 自分自身の道を歩め
Ⅱ 悩みも悲しみも喜べ
Ⅲ わがままに生きよ
Ⅳ 人は喜びがなければ生きていけない
Ⅴ この世界に愛を増やそう
Ⅵ 考えるのをやめてみよう
Ⅶ いつでもどこでも幸福になれる

哲学をすっかり変えてしまった
天才が語りかける

超訳 ヴィトゲンシュタインの言葉

ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン (著), 白取春彦 (編集, 翻訳)

きみの生き方が、世界そのものだ。
20世紀最高の哲学者、人生に新しい地平を切り拓く言葉。

それまでの哲学をひっくり返した天才、ヴィトゲンシュタイン。
難解と言われる彼の文章に『超訳ニーチェの言葉』の白取春彦が挑み、
読者の視点を変え、人生と世界が新しく見えてくる鮮烈な言葉を誕生させた。

「きみがいいと思ったら、それでいい。誰かから何と言われようと、事実が変わるわけじゃない」
「きみ自身がきみの世界だ。きみの生き方で、きみの世界はいくらでもよくなっていく」
「内心や胸の奥の気持ちといったものがそれほど重要なのだろうか。その人の表情や態度に表れているものよりも、本当に重要だと考えていいのだろうか」

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はじめに 職業哲学を嫌った哲学者

ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインは1889年4月にオーストリア・ハンガリー帝国の帝都ヴィーンに生まれた。父カールの八番目の子、五人の兄弟と三人の姉妹の末っ子だった。

(中略)
兵士であった五年間も含めて六年越しで書かれた原稿は1922年に独英対訳の単行本としてイギリスで出版された。これが有名な『論理哲学論考』であり、ヴィトゲンシュタインの生前に刊行されたただ一冊の哲学書である。この薄い一冊が当時の哲学界に衝撃を与えた。従来のほぼすべての哲学を真っ向から否定した書物だと思われたからである。

とはいっても、従来の哲学書のここかしこがまちがっていると指摘したのではない。人間の論理的な思考と表現に用いる文章(命題)というものがいったい世界のどこまでを伝えうるものなのか、どこまでしか伝えられないものなのかを論理の点から考察したのである。

ふつうの人々から見れば、『論理哲学論考』は数式の入った難しい論理学の書物にしか見えない。しかし、ヴィトゲンシュタインはこれを倫理と美学についての哲学書として書いた。そのことは序文にもはっきりと記されている。

「この本は哲学の問題を扱い、これらの問題に問いを立てることが…言語の論理の誤解に基づくことを示す。この本の全意義を次のような言葉にできるだろう。“もともと言い表せることは明晰に言い表せる。そして語りえないことについては人は沈黙する"」
(木村洋平訳)

つまり、これまでの哲学は難解な問題を扱っていたのではなく、言葉の使い方を誤っていたために、それら問題が難解なものに なってしまっていた、というのである。

哲学が取り組みながらも解明できない問題は難しいのではなく、そもそも言語で言い表せないものを言語で表現しようとするからなのだ。言葉で言い表せないものはただ示すしかない。あるいは口をつぐみ、音楽や絵だので別に表現するしかないというわけである。

(中略)
自分の影響についてヴィトゲンシュタインはこう書いている。「私があたえることのできそうな影響はといえば、なによりもまず、私に刺激されて、じつにたくさんのガラクタが書かれ、もしかしたらそのガラクタが刺激となって、いいものが生まれることかもしれない。いつも私に許されている希望は、このうえなく間接的な影響をあたえることだけなのだろう」
(ヴィトゲンシュタイン『反哲学的断章』丘沢静也訳)

あなたが正しいと信じる道を生きよ。

超訳聖書
古代ユダヤ賢人の言葉

石井 希尚 (著、翻訳)

ユダヤ民族にとって、聖書とは「契約書」である。
ダビデ、ソロモン、パウロ…奇跡の民族ユダヤから学ぶ
人生を強く賢く生き抜くための教え。

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本書は聖書のなかでも旧約聖書を中心に、主にダビデ、ソロモン、そしてパウロの言葉で構成されている。彼らは古代ユダヤ人のなかでもその知恵によるエピソードや名言で広く知られている。

ユダヤ人といえば、芸術、科学、あるいは金融など、さまざまな分野で傑出していることはよく知られている。幾度となく、為政者たちによって絶滅の危機に追いやられながらも、滅ぶこともなく、厳然と世界にその影響力を保持する民族は、ユダヤ民族をおいてほかにはないだろう。

そんな彼らの原動力、国を失っても失せることがなかった民族意識と団結心、そして現代社会に与える影響力、これらの源泉は、彼らが共有してきた独特の信仰と思想にある。その信仰とは、ヤーウェと呼ばれる「天地万物の創造主」なる唯一の神を信じる信仰であり、思想とは、他でもない聖書のことである。

聖書というと、多くの日本人は、キリスト教の教典だと思っているかもしれない。
しかし実際にはそうではない。とりわけ旧約聖書は、キリスト教徒のみならず、ユダヤ教徒、そしてイスラム教徒までもが認める聖典だ。だから、キリスト教の教典なのではなく、キリスト教も聖書を使っていると言ったほうが正しい。

そもそもユダヤ民族にとって聖書とは「契約書」であると言っていいだろう。
彼ら古代ユダヤ人は、モーセという指導者に導かれ神と契約を交わす。この契約とは、「生き方」の契約であり、ペナルティー条項付きの契約だ。ひらたく言えば、ユダヤ人が規範としている生き方のマニュアルに従って生きると、人生は祝福されるということを、世界中の人々が知るようになるために、神がまずユダヤ人を選び、彼らと契約を交わし、彼らに厳しくその契約条項に則って生きていくようにさせた、ということになる。

ユダヤ人の優秀ぶりと成功ぶりを見れば、この目的を十分に果たされていると言えるのではないかと思える。ユダヤ人が「選民」と呼ばれるのはこのためだ。

実りある人生を歩むために学びたい、2000年以上前から変わらない、奇跡の民族ユダヤの人生を強く賢く生き抜くための教え。

君よ、君自身から自由になるために。

超訳 ブッダの言葉

小池 龍之介 (著)

いまも新しいブッダの2500年前の教え。
それは認知科学であり心理学であり、
きわめて実践的な心のトレーニングメソッドである。
巻末に編訳者による「ブッダの生涯『超』ダイジェスト」収録。

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2500年前のブッダの教えはいわゆる宗教ではなく、心を操縦するための心理学とトレーニング・メソッドである

気鋭の僧侶 小池龍之介がブッダの本心を明らかにすべく、数々の経典をバーリ語原文から英訳、昭和初期日本語訳、現代語訳に至るまでひも解きながら、心の中に自然に浮かんできたブッダのメッセージを記しました。

著者、鈴木義幸(株式会社コーチ・エィ取締役社長。チーフエグゼクティブコーチ。国際コーチ連盟マスター認定コーチ。神戸大学大学院経営学研究科非常勤講師。)がリーダーが身につけておきたいことを25項目にまとめて紹介します。

君に限界はない。理想さえも超えて行け!

超訳ニーチェの言葉II

白取 春彦 (著, 翻訳)

110万部突破『超訳 ニーチェの言葉』の発売から約3年。
待望の第2弾をお届けする。

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ニヒリズムや反宗教といった独自の思想により、20世紀の哲学に多大なる影響を与えたニーチェ。
「神は死んだ」という主張やナチズムとの関わりを噂されるなど、さまざまな伝説に彩られた孤高の哲人だが、実は彼は、ほとばしる生気、不屈の魂、高みを目指す意志に基づいた、明るく力強い言葉を多数残している。
心ゆくまで、あなたの知らなかったニーチェの世界を堪能していただきたい。

本書の一部:
「きみはまだまだ遠くへ行けるのだ。きみの理想を超え、それ以上の憧れの地よりもさらに遠くへ達する力をきみは秘めている」
「強いのは、常に仕事に打ち込んでいる人だ。彼はどんなことが起きてもたじろがない。慌てない。ぶれない。うろたえない。不安にならない。心配しない」
「人生のことを考えてもよいが、それは休暇のときにすることだ」

「愛と同情の人」がすべての努力する人々に送る、
限りない温かさと優しさに満ちたエール。

超訳 新渡戸稲造の言葉

三輪 裕範 (著)

人生とは理想を行動に翻訳することだ。
青年時代の理想をときどき思い出せ。
『武士道』だけではなかった。
隠れた名著の数々から珠玉の言葉を収録。

さらに詳しく

新渡戸稲造は「武士道」の著者として有名だが、
勤労青少年を励ます目的で多くの自己啓発書も著している。

「愛と同情の人」新渡戸稲造がすべての努力する人々に送る限りない 温かさと優しさに満ちたエールを味わっていただきたい。

「世間とは君を知らない人間のことだ。 世間が君のことを誤解したとしても、君をよく知る友人が誤解しなければそれでいい」

「目的に達する道は一本だけではない。Aの道で失敗すればBの道をとり、 Bの道でうまくいかなければCの道を試せばいい」

「苦しいときも悲しいときも、光が入ってくるように、心の扉だけはつねに開けておこう」

運命は自分で切り拓ける。
のびのびと努力せよ!

超訳 努力論

幸田 露伴 (著), 三輪 裕範 (編集, 翻訳)

酸いも甘いもかみわけた人生の達人である露伴から、
思う通りにならない人生に悩む人を勇気づけるために贈られた「激励の書」。
知られざる名著『修省論』も収録。

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『五重塔』「風流仏』といった小説で有名な、明治・大正・昭和を生きた大文豪・幸田露伴だが、明治末に書いた人生論である『努力論』は当時から現在まで、多くの人に愛読されてきた。

本書は、自らも数え切れないほど読み返し励まされてきたという編訳者が、『努力論』の最も重要な箇所を選び出し、現代では馴染みが薄くなった言葉や表現を思い切って超訳、 読みやすくわかりやすい形でお届けする。

幾度も挫折を味わい、
そのたびに強靭な意志力で乗り越えていった鴎外の言葉

超訳 鴎外の知恵

中室 牧子 (著)

才能とは運を操る術である。
―現代文のカリスマ講師・出口汪が、知られざる鴎外の箴言集を超訳。

さらに詳しく

本書は、明治の文豪・森鴎外の箴言集を、現代文のカリスマ講師と知られる出口汪が超訳したものである。

鷗外は軍人、文学者として最高の地位を得た。
だが、鴎外は決して順風満帆な人生を送ったのではなかった。体制派であると同時に、反体制的な発言を繰り返した。恋愛と結婚、そして、離婚を経験した。個人と家、個人と国家との問題に苦しみ、嫁姑問題でも煩悶した。

鴎外は何度も何度も挫折し、苦汁をなめた。
しかし、そのたびに強靱な意志力でそれを乗り越えていったのだ。

本書は鴎外が小倉左遷前後に連載した、「知恵袋」「心頭語」、そして、東京に転勤し、復権した翌年に連載した「慧語」、この三冊の箴言集の超訳である。「知恵袋」「心頭語」の原典は、1788年、フランス革命勃発の前年に刊行されたクニッゲの「交際法」である。この書物は日本ではあまり知られていないが、ドイツではどの家庭でも一冊は備えていると言われているものである。その内容は実践的であり、様々なタイプの人間との交際の仕方や処世術などが事細かに、しかも具体的に述べられている。

鷗外は「交際法」を翻訳するに当たって、日本人に必要な箇所を選択し、時には自分の体験を交えたり、原典にはない内容を書き加えるなどして、思い切った修正・加筆・削除を行っている。まさに「超訳」のはしりである。「慧語」の原典は、スペインのイエズス会士バルタザール・グラシアンの著作集から、彼の友人ラスタノザが一六五五年、彼の死後、三百箇条の箴言を抽出し、編集したものを、さらにショーペンハウエルがドイツ語訳したものである。その中から、鷗外が五十四箇条を抽出し、これも超訳している。

以上のようにヨーロッパで古くから読まれ続け、しかも、鴎外が日本人に必要なものとして、抽出し翻訳した三冊の箴言集から、さらに現代の日本人に送りたいものを出口が厳選し、超訳したのが本書なのだ。

危機にこそ、人間の真価がわかる。
今この時代に読み直したいまったく新しい「論語」

超訳 論語

安冨 歩 (著)

ちくま新書「生きるための論語」が好評の安冨教授が
旧来の解釈から論語を解き放ち、
魂に響く生き生きとした言葉でよみがえらせます。

さらに詳しく

二千数百年にわたり、東アジア全体で読み継がれてきた最大の古典が「論語」だ。
現在の日本でも多くの人たちが「論語」を愛読しており、現代語訳や注釈の書も数多く出版されている。

そのなかで本書は、著者が従来の「読み」にとらわれず、あらためて「論語」と向き合うことで生まれた異色の超訳である。読者はこれまでの「論語」のイメージを一新する言葉の数々に驚くに違いない。そして心を揺さぶられ、行動を変えずにはいられないだろう。

本書の一部

「他人が自分をわかってくれない」なんてどうでもいいことだ。
「自分で自分をわかろうとしない」ことが問題なのだ。

何かを学ぶことは、危険な行為だ。
なぜならそれは、自分の感覚を売り渡すことになるから。

「知っている」よりは「好む」ほうが上だ。「好む」よりは「楽しむ」ほうが上だ。

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