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人生100年時代の生き方ガイド 『図解 50歳からの人生が楽しくなる生き方』 保坂隆

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『図解 50歳からの人生が楽しくなる生き方』(保坂隆・著)から一部を抜粋してご紹介します。著者は50代で早めに退職し、仕事を選びなおした経験から「50代を第2の人生のスタート時期と考える」という考え方を本に書きました。その反響が大きかったことから、これまでこのテーマで10数冊の著書があります。本書は、それらの著書を1冊にまとめ図解にした「ベスト盤」。50代で新しい人生へと踏み出すためのエッセンスをわかりやすくまとめています。

Profile

保坂 隆(ほさか たかし)

1952年、山梨県生まれ。
保坂サイコオンコロジー・クリニック院長、聖路加国際病院診療教育アドバイザー、聖路加国際大学臨床教授、京都府立医大客員教授、昭和大学医学部客員教授、東京医科歯科大学医学部非常勤講師。
慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。米国カリフォルニア大学へ留学後、東海大学医学部教授、聖路加国際病院リエゾンセンター長、同精神腫瘍科部長、などを経て現職。
主な著書に『精神科医が教える50歳からのお金をかけない健康術』(大和書房)、『50歳から人生を楽しむ人がしていること――“心の名医”が教える とっておきの生活習慣』(三笠書房)、『お医者さんがすすめる すごい瞑想』(PHP研究所)、『空海に出会った精神科医: その生き方・死に方に現代を問う』(大法輪閣)、『頭がいい人、悪い人の老後習慣』(朝日新聞出版)、『50代から「楽しい老後」の準備をはじめなさい』(KADOKAWA 中経出版)などがある。
(2018年6月、発売当時のものです)

本著の紹介

「人生100年時代」に備える50歳からの生き方ガイド

20歳で就職したなら、50歳時点でキャリアは30年。
平均的な日本人の人生には、それ以上の時間が残されています。
50歳は人生の折り返し地点です。

「2回目の人生」を始めるのに定年を待つ必要はありません。
十分な人生経験を積んだ上で、心も体力もまだまだ元気だからこそ、50代は新しい生き方にシフトする最適なタイミングです。

後悔しない「第2の人生」のために

著者は、これまで「50代からの生き方」について10数冊の著書があり、「元気になった」「気持ちが明るくなった」「これからもっと人生を楽しみたい」と多くの読者の方から反響がありました。本書は、それらの書籍を1冊まとめた「ベスト盤」。50代からの人生を楽しく充実させるためのエッセンスが、図解でわかりやすくまとまっています。
気になったテーマから1つでも実践して、すばらしい50代とそれ以降の楽しい人生のために役立ててください。

本著一部抜粋

第1章 50歳からの人生が楽しくなる生き方

50歳は「2回目の人生」を始めるタイミング 50代になると、体力の衰えを実感する機会が増えてきます。また、子どもがある程度自立するなど、人生のフェーズが変わりつつあるのを感じるようにもなります。
つまり、50代は「老い」を自覚し始めるタイミング。とはいえ、多くの人は日々の生活に追われ、老後ときちんと向き合っていないのが現実ではないでしょうか。

実際に、周囲の50代に聞いてみると、
「生涯現役で仕事を続けたい」
「リタイアしたら趣味を楽しんでのんびり暮らしたい」
「『老後破産』などと聞くと心配になる」
といった声があがります。
何事も準備をしなければ、結果は期待できません。充実した老後を実現するには、50代から将来の具体的なイメージを持ち、準備を始めることが大切です。新しい人生をスタートするために、まずは意識を切りかえましょう。

ここがPOINT!
❶早めに具体的なイメージを持って準備しよう
❷ 50歳からの人生は意外に長い
❸50代は新しい人生を始める大きなチャンス

第2章 いつまでも若々しい人がしている趣味と学び

生涯続けられる趣味をスタートする 趣味は、生活を豊かにする大きなカギです。今現在、これといった趣味がない人は、できるだけ早めに趣味を見つけておきましょう。定年後に時間ができたらではなく、50代のうちからスタートさせておくことが大切です。
どんな趣味でも、最初は基礎を学ぶ比較的単調な期間が続きます。この関門をクリアできずに、挫折する人が少なくないのです。50代のうちに基礎的な稽古を積んでおくことで、60代以降も趣味を続けていける確率が高まります。

なお、趣味は複数持っておくことも重要です。これはリスク回避の知恵です。たとえば、ランニングを趣味にしている人が足を痛めたとしましょう。そうなると、突然その日から生活に張りがなくなってしまいます。

できれば、インドアとアウトドア、両方の趣味を持っておくのが理想です。また「一人でできるもの」と「複数で行うもの」の両方があると気分転換になります。

ここがPOINT!
❶生涯の趣味は50代のうちに見つけておく
❷ 「インドアのもの」と「アウトドアのもの」など趣味は複数持つ
❸昔好きだったことは趣味になりやすい

第3章 心がラクになる人間関係の作り方

友だちとの付き合い方を見つめ直す

友だちとの付き合い方を見つめ直す 定年退職すると仕事関係の知り合いとの縁は切れてしまうもの。主婦の場合も、子どもが成長するにつれ、ママ友との付き合いは疎遠になっていきます。ですから、50歳からは仕事や子どもを介さない人間関係を作りたいものです。

一生付き合える友だちの筆頭は、学生時代の仲間です。30年近く、年賀状を交換しているだけの友だちはいないでしょうか。しばらくぶりに思い切ってそんな友だちと連絡を取り、旧交を温めてみてください。

いきなり電話やメールでコンタクトを取るのに抵抗があるなら、フェイスブックを通じてつながる方法もあります。

50代から新しい友だちを作るのにも大賛成です。 友だち作りのポイントはキャリア、肩書き、年齢などを度外視してフラットな関係を作ることです。また、いきなり相手に近づきすぎないことも大切です。特にプライベートを根掘り葉掘り詮索するのは御法度です。時間をかけて、徐々に距離感を縮めていくとよいでしょう。

ここがPOINT!
❶思い切って旧友に連絡を取ってみる
❷ 仕事や子どもを介さない、趣味の場などで友だちを作る
❸人間関係を整理し、孤独力を磨く

第4章 50 歳から始めるシンプルな暮らし方

家計の「枠組み」を設定しよう マスコミやインターネットでは、老後の生活資金として年金のほかに3000万円が必要だとする説もあれば、6000万円以上と試算する情報も飛び交っています。
「平成26年度家計調査」 (総務省)には、高齢者無職世帯の家計収支(平成25年、二人以上の世帯)が紹介されています。

それによれば、収入は月に21万7412円(うち可処分所得は18万7098円) 。一方、消費支出は24万6085円ですから、可処分所得との差額は月に5万8986円(金額は四捨五入している) 。同年齢の夫婦二人が90歳まで生きると仮定すると、60歳以降、年金以外に必要なお金は2000万円を超えます。確かに、ゆとりのある生活を念頭に置けば、必要な資金は間違いなく膨らみます。

しかし、夢のリタイア生活を追い求めるのには限界があります。マスコミなどの情報に踊らされ、いたずらに不安を持つ必要はありません。

ここがPOINT!
❶「ゆとりある老後」を追い求めるのには限界がある
❷情報に踊らされ、いたずらに不安を持ってはいけない
❸夫婦で資金計画を立てておくことが大切

第5章 心身の健康を保つ方法

相性のよい「かかりつけ医」を作っておく 年齢を重ねるにつれて、生活の中に占める医療の重要性が高まっていきます。特に、現在は医者にいわれるまま投薬や治療を受けるのではなく、自分が納得したうえで治療を選択する傾向が加速しています。

50代からは健康管理について、しっかりした方針を持つ必要があります。そこで大切なのは、医師や病院と良好な関係を築くことです。いい換えれば、信頼できるかかりつけ医を作っておくということです。

もちろん、50代ともなれば、すでにかかりつけ医がいるという方も多いでしょう。「内科は○○診療所、耳鼻科は△△クリニック」など、同じ医療機関に通う傾向が定着していると思います。

けれども、「家に近いから」「今さらほかの医療機関を探すのが億劫だから」というだけで、通い続けているケースもあります。

ただ受診を重ねるだけで、医師との信頼関係が築けるとは限りません。本当の意味で自分にかかりつけ医がいるのか、改めて問い直してみましょう。

ここがPOINT!
❶健康管理の方針を持つ
❷ かかりつけ医がいるか、自分に問い直す
❸医師や病院と良好な関係を築く

まとめ

著者は、50代で早めに退職し、仕事を選びなおした経験から「50代を第2の人生のスタート時期と考える」という考え方を本に書きました。その反響が大きかったことから、これまでこのテーマで10数冊の著書があります。

本書は、それらの著書を1冊にまとめ図解にした「ベスト盤」。50代で新しい人生へと踏み出すためのエッセンスが1冊にわかりやすくまとまっています。
気になったテーマから1つでも実践して、すばらしい50代とそれ以降の楽しい人生のために役立ててください。

Recommend

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図解 50歳からの人生が楽しくなる生き方

図解 50歳からの人生が楽しくなる生き方

保坂 隆(著) 1430円(税込)

ページ数 208ページ
発売日:2018/6/14
ISBN:978-4-7993-2311-3

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「人生100年時代」に備える50歳からの生き方ガイド
20歳で就職したなら、50歳時点でキャリアは30年。
平均的な日本人の人生には、それ以上の時間が残されています。
50歳は人生の折り返し地点です。

「2回目の人生」を始めるのに定年を待つ必要はありません。
十分な人生経験を積んだ上で、心も体力もまだまだ元気だからこそ、50代は新しい生き方にシフトする最適なタイミングです。

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◎エッセンスが1冊に! 図解で読みやすい!!
著者は50代で早めに退職し、仕事を選びなおした経験から「50代を第2の人生のスタート時期と考える」という考え方を本に書きました。
その反響が大きかったことから、これまでこのテーマで10数冊の著書があります。

本書は、それらの著書を1冊にまとめ図解にした「ベスト盤」。
50代で新しい人生へと踏み出すためのエッセンスが1冊にわかりやすくまとまっています。

◎後悔しない「第2の人生」のために
50歳までが「周囲の期待に応え、貢献できる自分を作り上げる時期」であるなら、50歳は「社会の価値観に振り回されず、自分に嘘のない生き方を始める時期」です。
「自分の責任は自分で取る」という責任感を持った上で、わがままに生きていいのです。

「何とか定年まではがんばろう」という意識では、その先の目標を見つけるのは難しいかもしれません。
50代を助走期間として、自分らしい生き方を始めることが、人生を後悔しない準備になるのです。

目次とキーワード
第1章

─ 50歳からの人生が楽しくなる生き方 5つのコツ

第2章

─ いつまでも若々しい人がしている趣味と学び 8つのコツ

第3章

─ 心がラクになる人間関係のつくり 7つのコツ

第4章

─ 50歳から始めるシンプルな暮らし方 7つのコツ

第5章

─ 心身の健康を保つ方法 9つのコツ