中野善壽

ナカノヨシヒサ 中野善壽

プロフィール

1944年生まれ。伊勢丹を経て、1972年婦人服専門店鈴屋へ転社、代表取締役専務に就任する。1969年から1980年代後半にかけて、伊勢丹やその子会社であるマミーナ等、鈴屋においては、東京、香港、パリ、ニューヨークを行き来しながら仕事に携わる。退社後、1991年に台湾へ渡り、中国力覇集団百貨店部門代表に就任。2002年には遠東集団菫事長特別顧問及び亜東百貨COOに就任し、その他、複数の企業で特別顧問等を歴任。海外企業において経営層として約40年以上の経験を積む。 2011年、寺田倉庫代表取締役社長兼CEOに就任。拠点である天王洲アイルをアートの力で独特の文化や雰囲気を感じられる街に変革し、2019年に退社。2015年より中華民国(台湾)文化部国際政策諮問委貝(顧問)に就任し現任。2018年にはモンプラン国際文化貨を受賞。同年、東方文化支援財団を設立し、代表理事に現任。地域や国境を超えた信頼感の醸成を目指し、東方文化の理解と発展に向けた活動を続けている。
2021年8月、ACAO SPA & RESORT代表取締役CEOに就任。借入金120低円・債務超過38憶円の経営を引き継ぎ、主力事業であったホテル事業を売却し、リゾート・不動産事業へと事業を転換。約2年で借入金の48%を返済し、不動産売却により借入金全体の75%を返済する見通しを立てる。こののち、若手世代へ経営の舵を託し、2024年9月14日に退社。なお、2021年夏より熱海市で始めた、アートや教育、空きスペースの活用を核とした地方創生活動は、今もなお継続し、地域に新たな価値を創出し続けている。旅行が趣味で、これまでに世界100カ国以上を訪れている。
著書に、『ぜんぶ、すてれば』(ディスカヴァー)、『孤独からはじめよう』(ダイヤモンド社)がある。