東京一極集中が日本を救う

東京一極集中が日本を救う

著 | 市川宏雄
1000円 (税抜)

ページ数:264ページ
発売日:2015/10/22
ISBN:978-4-7993-1774-7

Product description 商品説明

「東京一極集中は悪であり、地方との格差をなんとしても是正すべきだ」という意見は、日本人に根強い。だが、本当にそれだけでいいのだろうか。

世界は今、都市間競争の時代に突入した。この地球上で競争しているのは日本やアメリカのような「国」同士ではない。ロンドン、ニューヨーク、パリといった「大都市」こそが、今や競争の新たな「単位」なのだ。
大都市であるほど発展する性格をもつ第三次産業は、ヒト・モノ・カネの集積によりその競争力を増す。この動かしがたい経済合理性の結果、世界の多くの国で、いま大都市への一極集中が進んでいる。この事実を無視して、一極集中是正を金科玉条として東京の集積を否定すると、結局、東京の国際競争力の失速を招く結果となる。
もし、東京が競争力を失うと、その冨を得るのは、実は海外の諸都市であって地方ではない。
東京の失速は、結果的に地方に分配する原資がなくなるという受け入れがたい未来が待っているだけである。

東京が世界一の都市にならなければ、日本に未来はない。
東京が沈むと、地方が沈み、日本が沈む。

都市政策の世界的第一人者が、東京、そして日本の未来を「一極集中」の是非という長年の課題に踏み込んで、その真実を語った議論沸騰の書、ついに誕生!

Index 目次

第1章 東京一極集中という歴史の必然
第2章 東京が沈めば地方が沈む
第3章 国際都市感競争の時代
第4章 リニアが日本地図を書き換える
第5章 二度目のオリンピックは何をもたらすのか
第6章 東京にすべてを集めて大丈夫なのか

Author description 著者情報

市川宏雄

1947年東京生まれ。明治大学専門職大学院長、公共政策大学院ガバナンス研究科長・教授。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院博士課程を経て、カナダ政府留学生としてウォータールー大学大学院博士 (都市地域計画、Ph.D.)を取得。専門は都市政策、危機管理、次世代政策構想。「世界の都市総合力ランキング (GPCI、森記念財団)」の主査を務める。政府や東京都、特別区、自治体等の審議会・委員会の会長・委員など多数歴任。世界経済フォーラム(WEF)の都市開発将来委員会の委員も務める。東京研究の第一人者。著書・共著に『東京2025』(東洋経済新報社、2015)、『東京五輪で日本はどこまで復活するのか』(KADOKAWA、2013)、『リニアが日本を改造する本当の理由』(メディアファクトリー、2013)、『東京の未来戦略』(東洋経済新報社、2012)、『山手線に新駅ができる本当の理由』(メディアファクトリー、2012)、『日本の未来をつくる』(文藝春秋、2009年)、『グローバルフロント東京』(都市出版、2008)、『文化としての都市空間』(千倉書房、2007)など多数。
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