プロフェッショナル・ミーティング

プロフェッショナル・ミーティング

著 | 長田英知
1760円 (税込) ※1

ページ数:160ページ
発売日:2016/9/10
ISBN:978-4-7993-1961-1

Product description 商品説明


この一冊で、あなたの会社のミーティングが変わる!

チームで成果を出すために必要なのは、
リーダーシップでもなければ、コミュニケーション力でもない。
PDCAの各場面にあわせて、適切にミーティングを設計すること。

マネジャー、リーダー必携!
気鋭の戦略コンサルタントが初めて明らかにする、
あらゆるプロジェクトを前にすすめる「戦略的ミーティングのすすめ」


社内ミーティングときくと、皆さんはどんなイメージを持ちますか?
参加者がそれぞれ、所属部署や当人の立場、利害を主張して対立し、何も決定されないまま議論が次回のミーティングに持ち越される――確かに、重要なことを決めなくてはならないときであるほど、そんな状況は、実際に多く起こっているようです。

本書は、日々の仕事でミーティングに参加する機会が多く、また時にミーティングをリードしなくてはならない立場にある中堅管理職の方々を主な対象に、成果を挙げるミーティングを行うための考え方と手法について解説する本です。

本書が目指しているのは、ビジネスを進めるための「社内ミーティングの変革」です。
では、どうすればあなたの会社のミーティングを、成果をあげるミーティングに変えることができるのでしょうか。

本書では、ミーティングを5つのタイプに分類し、ビジネスで重要なPDCAサイクルの各フェーズに合わせて、適切なミーティング・タイプを選択する方法についてご紹介します。

Plan(計画)
――合意形成型ミーティング/セレモニー型ミーティング
D0(実行)
――進捗確認型ミーティング
Check(評価)
――リソース調整型ミーティング
Act(改善)
――アイデアソン型ミーティング

 このように、日々行われる社内ミーティングをPDCAというビジネスプロセス管理の中に位置づけ、場面・目的に応じて適切に設計・デザインすれば、ムダな議論に時間を費やすリスクを減らし、目的に沿った議論を行うことを参加者に促すことが可能となります。社内ミーティングの成果が、ビジネスの成果に直結するのです。

ミーティングの設計をきちんと行っておけば、コミュニケーション能力やリーダーシップに頼らなくても、コンスタントにミーティングで成果を挙げることが可能になります。

本書ではそのような観点から、皆さんがビジネスの現場で場面・目的に応じた適切なミーティングを簡単に設計し、確実に成果を挙げることができるようになるために、PDCAの各場面に即した適切なミーティングタイプの選択と、ミーティングの事前準備から進め方、事後対応までを網羅するコツを紹介していきます。

Index 目次

【基礎編】
第1章 ミーティングの成功のカギは「適材適所」にある
1 業務時間の15.4%は会議に占められている
2 会議に対する評価と会議時間の関係
3 外資系企業と日本企業の会議に対する意識の違い
4 PDCAとミーティングを「適材適所」に組み合わせる

第2章 PDCAとミーティングを組み合わせる
1 PDCAとは何か?
2 PDCAにおけるミーティングの役割

第3章 ミーティングの設計と5つのタイプ
1 ミーティングを5つのタイプに分類する
2 Why――ミーティングの目的を明確にする
3 How――ミーティングの5タイプ
 ①合意形成型ミーティング(目線を合わせ、合意を導く)
 ②セレモニー型ミーティング(メンバーの心をひとつにする)
 ③進捗確認型ミーティング(進捗から解決すべき課題・リスクを絞り込む)
 ④リソース調整型ミーティング(課題・リスクの評価に基づき、リソースを再配分する)
 ⑤アイデアソン型ミーティング(新しい発想で課題を解決する)
4 PDCAとミーティングタイプの組み合わせ方

【実践編】
第4章 PlanをDoに導くミーティングの進め方とコツ
[ストーリー]ある企業の風景①
『七人の侍』が教える計画の条件
Planを策定するための合意形成型ミーティング――ゴール
Planを策定するための合意形成型ミーティング――事前準備
Planを策定するための合意形成型ミーティング――進め方
Planを策定するための合意形成型ミーティング――事後対応
Planを策定するための合意形成型ミーティング――メンバー側の視点
[コラム]Planをトップダウンで策定する際のミーティング手法

[ストーリー]ある企業の風景②
PlanをDoに導くセレモニー型ミーティング――ゴール
PlanをDoに導くセレモニー型ミーティング――事前準備
PlanをDoに導くセレモニー型ミーティング――進め方
PlanをDoに導くセレモニー型ミーティング――事後対応
PlanをDoに導くセレモニー型ミーティング――メンバー側の視点
[コラム]計画のビジョンを伝えるプレゼン資料の作り方

第5章 DoからCheck事項を抽出するミーティングの進め方とコツ
[ストーリー]ある企業の風景③
トリアージから学ぶ報告の極意
DoからCheck事項を抽出する進捗確認型ミーティング――ゴール
DoからCheck事項を抽出する進捗確認型ミーティング――事前準備
DoからCheck事項を抽出する進捗確認型ミーティング――進め方
DoからCheck事項を抽出する進捗確認型ミーティング――事後対応
DoからCheck事項を抽出する進捗確認型ミーティング――メンバー側の視点
[コラム]議事録の書き方

第6章 CheckからActにつなぐミーティングの進め方とコツ
[ストーリー]ある企業の風景④
「木」も「森」も見て評価する
CheckからActにつなぐリソース調整型ミーティング――ゴール
CheckからActにつなぐリソース調整型ミーティング――事前準備
CheckからActにつなぐリソース調整型ミーティング――進め方
CheckからActにつなぐリソース調整型ミーティング――事後対応
CheckからActにつなぐリソース調整型ミーティング――メンバー側の視点

第7章 Actから新しいPlanにつなぐミーティングの進め方とコツ
[ストーリー]ある企業の風景⑤
改善はイノベーションの第一歩
Actから新しいPlanにつなぐアイデアソン型ミーティング――ゴール
Actから新しいPlanにつなぐアイデアソン型ミーティング――事前準備
Actから新しいPlanにつなぐアイデアソン型ミーティング――進め方
Actから新しいPlanにつなぐアイデアソン型ミーティング――事後対応
Actから新しいPlanにつなぐアイデアソン型ミーティング――参加者の姿勢
[コラム]5つのミーティングタイプを社外ミーティングで活用する

Author description 著者情報

長田英知

東京大学法学部公法学科を卒業後、国内最大手の生命保険会社、政治家等を経て、IBMビジネスコンサルティングサービスで戦略コンサルタントとしてのキャリアをスタート。現在、大手外資系コンサルティングファームのシニアマネージャー兼新規事業部門副責任者として事業開発に携わる。
コンサルタントとしての戦略的思考と政治家時代から磨き上げてきたミーティング・ファシリテーションのスキルを組み合わせた新規事業、アライアンス戦略の立案・実行支援を専門とし、IT、インフラ、商社、電力、電機メーカー、建設、中央官庁、自治体等の幅広いクライアントにサービスを提供している。
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