お墓、どうしますか?

お墓、どうしますか?

著 | 米澤結
1100円 (税込) ※1

ページ数:264ページ
発売日:2018/4/12
ISBN:978-4-7993-2258-1

Product description 商品説明

社会や家族のあり方が変わればお墓のあり方も変わる。核家族化、都市化、出生率の低下や未婚率の上昇、高齢化等により、日本では現在、さまざまなお墓の問題が起こっている。一人っ子の長男・長女が「実家のお墓をどうするか」という問題、独身で家族がいない高齢者が自分のお墓をどうするかという問題、転勤が多い人がお墓をどこに作るかという問題、離婚した親の墓をどうするかという問題等々……。本書は家族とお墓の変遷を振り返り、お墓をめぐる意識の調査・分析を通して、家族をどう弔うか、ひいては家族とどう向き合うか考えるヒントを提供するものだ。

Index 目次

第1章 日本の家族はこんなに変わってきた

江戸時代以前、「家族」という意識は薄かった
江戸時代に生まれた、現在につながる家族の形
明治時代に家族が「制度化」された
大正時代に「核家族」が登場
戦後の改革でなくなった「イエ制度」
高度経済成長期、4人家族が「標準世帯」となる
高度成長期を過ぎて揺れ動く家族像
そして現在:出生率の低下と未婚率の上昇
高齢者だけの世帯が増えている
親との近居を望む人たち
増える一人世帯
変わる女性の役割
家族のあり方はいろいろあっていい

第2章 家族が変わればお墓も変わる
  外国のお墓はどうなっているのか
    お墓にあまりこだわらない欧米
    欧米同様お墓にこだわらないインドとイスラム圏
    先祖を崇拝する儒教の影響が強い中国のお墓事情
    中国と共通する韓国のお墓事情
  日本のお墓も時代によってずいぶん違う
    土葬中心だった縄文から飛鳥・奈良時代
    上の階層に火葬が広まった平安から鎌倉時代
    寺檀関係ができ、庶民がお墓を持つようになった江戸時代
  大きく変わった近代以降のお墓
    明治時代以降、お墓もイエ制度に組み込まれる
    戦後、イエ制度はなくなったが人々の意識は?
    復興期?高度経済成長期 「墓地の都市化」の時代
    バブル期?1990年代 お墓の大転換期
    「共同墓」「樹木墓」「自宅供養」「寺院内霊園」……お墓が多様化する
    お墓はどうしても必要なのか? お墓は誰のものか?

第3章 「お墓、どうしますか?」アンケートとインタビューで意識調査
  アンケート調査(量的調査)に見る意識
     因子分析でわかったこと 「先祖重視」と負担感
     t検定でわかったこと 性別や年代による意識の差
     重回帰分析でわかったこと 「親の死」と「自分の死」の違い
  インタビュー(質的調査)に見る意識
     CASE 1「墓については考えたくない」
     CASE 2「両親の離婚や再婚が墓の問題を複雑にしています」
     CASE 3「4歳の息子を義母の養子にして家を継がせました」
     CASE 4「弔いたいし、弔われたいです」
     CASE 5「将来は盆暮れを大事にしようって気持ちになると思う」
     CASE 6「実家の墓は墓じまいすることになるだろう」
     CASE 7「墓なんかつくっちゃうと身動き取れないなって思うね」
     CASE 8「私は共同墓でいい」
     CASE 9「実家の墓に両親と一緒に入りたい」
     CASE 10「みんなで協力して墓を守ってもらえるのが一番」
     CASE 11「夫の実家の墓でいい」
     CASE 12「自分が死んだら甥に頼むかもしれない」
  インタビューのまとめ
     誰を家族だと思うか
     「住む場所」という問題も
     多様な意識

最終章 家族もお墓もいろいろあっていい
    父の死によって生じた家族の変化
    お墓は誰のためのものか?
    高度経済成長期の「家族」意識を引きずっている私たち
    お墓と家族をめぐるこれからの課題
    墓越しに見える私の家族

Author description 著者情報

米澤結

マスコミ勤務後、結婚を機に退職。その後、墓と家族について研究するため大学院に入り、修士課程を修了。
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