グローバル・リーダーの流儀

グローバル・リーダーの流儀

著 | 森本作也
1650円 (税込) ※1

ページ数:260ページ
発売日:2013/11/29
ISBN:978-4-7993-1416-6

Product description 商品説明


なぜ、日本企業のグローバル展開はうまくいかないのか?
その答えは、文化の「壁」にあった。

世界で戦うために、5つの谷を乗り越える
労働観の谷/組織の谷/人材育成の谷/コミュニケーションの谷/リーダーシップの谷


国内市場の成長に限界を感じて、グローバル展開を目指す日本企業が増えています。IT企業やアパレル企業など日本で大成功をおさめた会社が、英語を社内公用語にしたり、華々しく海外店舗をオープンしたりするニュースも近年話題となっています。

しかし、そうした企業の海外進出がうまくいっているかというと、必ずしもそうではないようです。現地のスタッフや企業とうまく協力関係がつくれなかったり、成果がなかなか出せなかったりして、ときには撤退を余儀なくされることも。

日本企業の海外進出がうまくいかない理由として、文化のギャップや、働き方の違いがよく言われます。アメリカ人は休んでばかりで働かない、納期を守らない、などなど……。

本書は、日本企業が海外に出たときに必ずぶつかるそうしたギャップを、「労働観」「組織」「人材育成」「コミュニケーション」「リーダーシップ」という5つの観点から、ストーリー形式をまじえて解説していきます。

・アメリカ人は働かない、は本当か?
・意思決定のプロセスの違いを知る
・T型スキルを身につける
・ディフェンダー人材とオフェンダー人材
・ポジティブとネガティブを使い分ける
・ビジョンを明文化する
・最大の武器は完成と好奇心
(本文より一部抜粋)

日本企業や日本人ビジネスマンが、異なる価値観の世界でリーダーシップを発揮し、「グローバル日本企業」そして「日本発のグローバル・リーダー」となるにはどうすればいいか。グローバルビジネスへの挑戦を目指す学生や、世界を舞台に活躍したい若いビジネスパーソンの皆さんに、ぜひ一読いただきたい一冊。

Index 目次

まえがき

プロローグ
【グローバル・リーダー's ノート ?日本とシリコンバレー】
 ・シリコンバレーってどこ?
 ・シリコンバレーは文化的には世界の縮図

Part1 労働観の谷
【グローバル・リーダー's ノート ?労働観のギャップ】
 ・アメリカ人は働かない、は本当か?
 ・ユニークな日本人の労働観
 ・シリコンバレー人の労働観
 ・他地域の労働観
 ・さまざまな労働観と付き合うときに気をつけること

Part2 組織の谷
【グローバル・リーダー's ノート ?組織のギャップ】
 ・レンガ塀型組織と石垣型組織
 ・武士道と騎士道
 ・実は官僚的な組織?
 ・日本企業の意思決定はどこが問題か
 ・グローバル・リーダーに期待される役割

Part3 人材育成の谷
【グローバル・リーダー's ノート ?人材育成のギャップ】
 ・教育制度に流れるポリシー
 ・ジェネラリストかスペシャリストか
 ・ディフェンダー志向とオフェンダー志向
 ・まず“何がしたいのか”ありき
 ・グローバル・リーダーはT型人材

Part4 コミュニケーションの谷
【グローバル・リーダー's ノート ?コミュニケーションのギャップ】
 ・日米のコミュニケーションスタイルの違いを3つの軸で考える
 ・メッセージを伝える責任(話し手か、聞き手か)
 ・表現のスタイル(直接か、間接か/言語か、非言語か)
 ・マインドセット(ポジティブ志向か、ネガティブ志向か)
 ・ネガティブな人がポジティブな人とうまく付き合う方法
 ・ネガティブなメッセージを伝えるには

Part5 リーダーシップの谷
【グローバル・リーダー's ノート ?リーダーシップのギャップ】
 ・ビジョンってなんだ?
 ・そもそもなぜビジョンが必要か?
 ・日本企業とビジョン
 ・欧米企業とビジョン
 ・ビジョンはトップが作り、伝えるべき
 ・グローバル・リーダーに求められる4つの要素

エピローグ 融合
【グローバル・リーダー's ノート ?グローバル・リーダーになる】
 ・グローバル・リーダーと異文化マネジメント能力
 ・現地リーダーに誰を選ぶか
 ・レイオフは避けて通れない道
 ・日本発グローバル・リーダーへの想い

Author description 著者情報

森本作也

神戸大学経済学部卒業、米国スタンフォード大学経営大学院(MBA)修了。
大学卒業後ソニーに入社、サウジアラビア、アラブ首長国連邦に駐在。業務用機器の中近東営業本部立ち上げに携わり、中近東全域の市場開拓を担当したのち、休職し米国スタンフォード大学経営大学院(MBA)に自費留学。修了後マッキンゼー&カンパニー東京オフィスに入社し、モバイルを含むハイテク関係のプロジェクトに従事。約1年のフィンランド駐在を経験した後、シリコンバレーに本拠を持つベンチャー、カネスタに入社。カネスタアジア株式会社を設立し、アジア全域の市場開拓の責任者に就任。その後、商品企画担当シニアディレクターを兼務し、欧米を含む全世界の市場開拓、商品企画を担当。カネスタのマイクロソフトへの売却後、DeNAに入社。北米子会社であるDeNAグローバルにて新事業立ち上げ、PMI(Post Merger Integration)担当を経てDeNA全社のグローバルHR室長に就任。DeNA退社後にシリコンバレーにてシリアスゲーム企業MiCMALiを立ち上げるとともに、東大情報理工学系石川・奥研究室のスピンアウトであるエクスビジョン株式会社取締役に就任し、現在に至る。
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