「受験国語」害悪論

「受験国語」害悪論

著 | 水島醉
1760円 (税込) ※1

発売日:2015/2/19
ISBN:978-4-7993-1638-2

Product description 商品説明

 中学受験指導を行っている多くの進学塾では、「長い元文章の一部分を切り抜いて設問をつけた問題」をやらせる国語指導が「定番」のようになっています。この「長文切り抜き問題」をただひたすら解かせる以外には、正しい方法はないかのようです。
 しかし、この「受験国語」特有の指導方法では、小手先の得点力は上がるかもしれませんが、本当の国語力が上がることは、はっきり言ってありません。

 お子さんが、これからの先行き不透明の時代を生きていくために求められるのは、「解き方」も「公式」も「ただひとつの答え」もない問題について、自分の頭で考える力です。それこそ、真の「国語力」というものでしょう。
 では、この本物の国語力はどのようにすれば身につくのでしょうか。

 京都・四条烏丸で25年間、難関中学・高校受験指導を行っている著者は、大手進学塾のやり方を一刀両断。下記の学習方法を、適切なタイミングで、適切な方法で行うことを提唱します。

 ①読み聞かせ ②音読 ③読書(の環境を整える) ④暗唱 ⑤書き写し
 ⑥映画、演劇、落語、講談を見せる ⑦論理的思考力を鍛える ⑧要約
 ⑨問題演習(ただし、受験をする場合のみ) ⑩小論文 
 ⑪作文、随筆文、小説・物語文、詩

 「適切なタイミング」「適当な方法」とは? まずは、本書の「国語力チェックテスト」で、お子さんの学習レベルを判定してみてください。
 お子さんの国語の勉強に悩んでいらっしゃる方にぜひお読みいただきたい1冊です。

Index 目次

第1章 「受験国語」は諸悪の根源である

国語教育の変遷を振り返る 
「長切問題」とその弊害 
国語は論理だけでは解けない 
 
第2章 本物の国語力をおうちで身につける方法

学習の構造と「子どもが伸びる」教え方 
国語力が伸びた子どもの例 
お子さんの国語力のレベルを知る
  国語力チェックテスト 
学習レベル別学習方法 
本物の国語力を高める学習訓練とは 
 1 おうちでできるもの(しなければならないもの) 
  ①読み聞かせ 
  ②音読 
  ③読書(の環境を整える) 
  ④暗唱  
  ⑤書写 
  ⑥映画、演劇、落語、講談を見せる 
 2 上手にやればおうちでも可能なもの
  ⑦論理的思考力を鍛える 
  ⑧要約 
  ⑨問題演習(ただし、受験をする場合のみ) 
 3 おうちでは難しい(専門家の指導を必要とする)もの 
  ⑩小論文(自分の考えを書かせる)
 4 専門家の指導があっても、難しいもの
  ⑪作文、随筆文、小説・物語文、詩(自分の思い・感情を書かせる)
そのほか、国語に関する訓練
親がすべき、何よりも大切なこと

Author description 著者情報

水島醉

数年間、民間企業に勤務の後、平成2年よりエム・アクセスの講師となり、以来25年間、学習指導にあたる。多くの進学塾の「問題を解かせる→解説をする」という授業は国語力の向上にはつながらないと考え、小学生には「読書と考えること」を中心とした国語指導を展開。また大学受験の小論文指導は「書かせない小論文指導」で知られる。編著書に、『進学塾不要論』『国語力のある子どもに育てる3つのルールと3つの方法』『名作ドリルシリーズ』(以上、ディスカヴァー)、『国語読解の特訓シリーズ』『聞いて覚えるCDシリーズ』(認知工学)などがある。
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