図解子どもに迷惑をかけたくなければ相続の準備は自分でしなさい

図解子どもに迷惑をかけたくなければ相続の準備は自分でしなさい

著 | 五十嵐明彦
1320円 (税込) ※1

ページ数:112ページ
発売日:2015/2/26
ISBN:978-4-7993-1644-3

Product description 商品説明

※本書は2013年4月に新書判で発売された同名書籍を図解版として再編集するとともに、相続税申告までのスケジュールや申告の仕方を説明する第6章を新たに加筆したものです。

「相続対策は早くはじめたものの勝ち!」
まだみなさんは、相続対策なんて他人事だと思っていませんか?
そんなことを思っていると、気がついたときには手遅れになってしまいます。
相続対策は、一つひとつがそれなりの作業量を要するもので、そう簡単なものではありません。
ちなみに誰にどの財産を相続させるかを考えるだけでもそれなりに時間がかかりますよね?
ですから、相続対策を万全に進めるにはかなりの時間が必要です。

「相続税対策」は、そのほとんどが、みなさんが生きている間にしかできない対策になります。
つまりみなさんが亡くなったあとでは「もう遅い」ということです。
これには10年以上かけてコツコツと積み重ねていくような対策や、時間をかければかけるほど効果が出る対策もあります。
ですから、一日でも早く対策をはじめる必要があるのです。

「千里の道も一歩から」というように、とにかく親であるみなさん自身が「はじめの一歩」を踏み出すことが大切です。

Index 目次

PART1 事前準備は元気なうちから 
01 さあ、相続の準備をはじめてみよう!
02 誰が財産を相続できるのか?
03 財産はどうやって分けるのか?
04 財産の「内容」を子どもに伝える
05 財産の保管場所を子どもに伝える
06 名義書き換えに備え戸籍を集めておく
07 あなたに借金があったらどうなる?
08 相続させたくない子どもがいたら
09 相続手続きの期限と実際のはなし
COLUMN 相続税・贈与税の改正のポイント① 基礎控除の引き下げ

PART2 遺言書で迷惑かけない 
01 相続で重要とされる「遺言書」ってなに?
02 財産が少ない人は遺言書はいらない?
03 遺言書どおりに相続されない場合も!
04 遺言書を書く① 手書きの遺言書
05 遺言書を書く② 公正証書遺言
06 遺言書を書く③ 秘密証書遺言
07 遺言書の保管場所を子どもに伝える
08 遺言書には気持ちを添える
09 どんな子にも遺留分がある
COLUMN 相続税・贈与税の改正のポイント② 最高税率の引き上げ

PART3 税金で迷惑かけない
01 節税するなら、まず妻(夫)に相続する
02 二回目の相続に用心し、ムダを省く
03 税金を減らすなら子どもに贈与する
04 財産は子どもより孫にあげる
05 孫を養子にするのも節税につながる
06 税金を払って財産をあげたほうがトク!?
07 お金が心配なら保険料を贈与する
08 生命保険で節税するテクニック
09 お墓や仏壇はいまのうちに買う
COLUMN 相続税・贈与税の改正のポイント③ 相続増税の一方、贈与税は減税に!?

PART4 不動産で迷惑かけない
01 何より重要なのは自宅をどうするか
02 マンションは最上階を買う
03 土地は二つに分けるだけで、節税できる
04 広い土地に住む人は引っ越しを検討
05 空いている土地にはアパートを建てる
06 古い家はリフォームしておく
07 いらない不動産は現金化する
COLUMN 相続税・贈与税の改正のポイント④ 不動産にかかる相続税も変わる!?
 
PART5 親の秘密で迷惑かけない 
01 相続対策は親子そろって取り組む
02 へそくりの口座は子どもに教える
03 株は上がったタイミングで渡す
04 保証人の立場ならどうする?
05 熟年結婚の前に相続のことを考える
06 愛人・隠し子への対応方法は?
COLUMN 相続税・贈与税の改正のポイント⑤ そのほかの改正を見る

PART6 相続税申告までのスケジュール
01 相続税の申告までのスケジュールは?
02 相続税の計算と申告のしかた
03 贈与のやり方で扱いが異なる贈与税①
04 贈与のやり方で扱いが異なる贈与税②
05 相続税に強い税理士の選び方
06 税務調査は忘れた頃にやってくる
07 税務調査はここを見られる!

Author description 著者情報

五十嵐明彦

公認会計士・税理士・社会保険労務士。
明治大学商学部3年在学時に公認会計士試験に合格。大学在学中から監査法人トーマツ(現・有限責任監査法人トーマツ)に勤務し、国内企業の監査に携わる。2001年には、明治大学特別招聘教授に。現在は、税理士法人タックス・アイズの代表社員として相続税などの資産税業務や法人に対する税務業務を中心に幅広い仕事を行うほか、国内企業の監査業務に携わる。
主な著書に『子どもに迷惑かけたくなければ相続の準備は自分でしなさい(改訂版)』(ディスカヴァー)、『相続破産 危ない相続税対策、損する遺産』(朝日新聞出版)、『うまくいく相続手続のすすめ方』(共著、税務経理協会)などがある。
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