1972年東京生まれ、一橋大学商学部卒業。
小学生の頃からフランス語を学び、高校在学中、ベルギー王国に留学。そこで「理解し考えることの本質」に気づき、帰国後に国語の成績が上がった経験を持つ。大学、サラリーマン時代を通じ、「思考、コミュニケーション」の重要性を痛感。フランス語の学習法などをヒントに、考える力を養える独自の国語カリキュラムを構築した。
1999年、東京渋谷で「考学舎」を設立。登校・不登校を問わず、受験のためだけではない、人を育てる小中高一貫カリキュラムで丁寧に生徒を育成。多くの生徒が10年単位で通い、自ら学ぶ力をつける場となっている。
2015年には、「これからの教育」として、日本教育新聞に取り上げられた。
昭和医療技術専門学校日本語表現法・思考法講師。
国語が得意科目になるお絵かきトレーニング
1650円 (税込) ※1
ページ数:272ページ
発売日:2016/12/23
ISBN:978-4-7993-2016-7
Product description 商品説明
「絵から文」「文から絵」の言い換えワークで、
一生ものの国語の基礎が身につきます。
「ごく普通に日本語が話せるのに、なぜ国語のテストで点が取れないの?」
「本を読めば国語ができるようになるの?」
「国語の勉強って、漢字覚えるくらいでしょ」
「私が子どものころ、国語を勉強した記憶はないけれど、それなりの点数は取れていたので、子どもに何をさせればよいか……」
国語の勉強について、このようにお感じになっていらっしゃる方も多いのではないかと思います。考えれば考えるほど漠然としていて難しいものです。
算数は計算の練習をさせて問題を解かせて……、社会や理科はテスト範囲をしっかり覚えさせて……とやるべきことが出てきますが、国語では「教科書を読んで、漢字を覚えておきなさい」と言うしかありません。
子どもの側も、「この漢字なんて読むの?」という質問はしてきても、「このお話の意味がわからない」と言ってくることはまずないでしょう。そして、だんだん点が取れなくなる……これが国語というものではないでしょうか。
国語という教科には、漢字や四字熟語といった覚えるべき知識もありますが、「読解」においては、つねに文章を理解しているかいないかを確認しながら進むことになります。
親としては 「本当にわかっているのか?」と気になるところですが、実は、子どもが文章の内容を理解しているかどうかは、文章から読み取った内容を「絵」に描かせてみればわかります。
逆に、「絵」を見せて、それを「文章」で説明させることによっても、読解力・理解力を測ることができます。
本書は、このような「絵から文」「文から絵」のワークに取り組むことによって、一生ものの国語力の基礎=「理解力」を鍛えるものです(小学校3年生以上推奨)。
*2016年12月、学力到達度調査(PISA)の結果が発表され、日本の「読解力」は8位に後退したことが大きく報道されました。
「視覚的な情報と言葉との結ひ゛つきか゛希薄になり、知覚した情報の意味を吟味して読み解くこと」が改善すべき課題として指摘されています(http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2015/05_counter.pdf)。
本書は、まさにその「視覚的な情報と言葉との結びつき」を強化しようとするものです。ぜひ、教育に携わる方にも本書の「絵から文」「文から絵」ワークをお試しいただけますと幸いです。
一生ものの国語の基礎が身につきます。
「ごく普通に日本語が話せるのに、なぜ国語のテストで点が取れないの?」
「本を読めば国語ができるようになるの?」
「国語の勉強って、漢字覚えるくらいでしょ」
「私が子どものころ、国語を勉強した記憶はないけれど、それなりの点数は取れていたので、子どもに何をさせればよいか……」
国語の勉強について、このようにお感じになっていらっしゃる方も多いのではないかと思います。考えれば考えるほど漠然としていて難しいものです。
算数は計算の練習をさせて問題を解かせて……、社会や理科はテスト範囲をしっかり覚えさせて……とやるべきことが出てきますが、国語では「教科書を読んで、漢字を覚えておきなさい」と言うしかありません。
子どもの側も、「この漢字なんて読むの?」という質問はしてきても、「このお話の意味がわからない」と言ってくることはまずないでしょう。そして、だんだん点が取れなくなる……これが国語というものではないでしょうか。
国語という教科には、漢字や四字熟語といった覚えるべき知識もありますが、「読解」においては、つねに文章を理解しているかいないかを確認しながら進むことになります。
親としては 「本当にわかっているのか?」と気になるところですが、実は、子どもが文章の内容を理解しているかどうかは、文章から読み取った内容を「絵」に描かせてみればわかります。
逆に、「絵」を見せて、それを「文章」で説明させることによっても、読解力・理解力を測ることができます。
本書は、このような「絵から文」「文から絵」のワークに取り組むことによって、一生ものの国語力の基礎=「理解力」を鍛えるものです(小学校3年生以上推奨)。
*2016年12月、学力到達度調査(PISA)の結果が発表され、日本の「読解力」は8位に後退したことが大きく報道されました。
「視覚的な情報と言葉との結ひ゛つきか゛希薄になり、知覚した情報の意味を吟味して読み解くこと」が改善すべき課題として指摘されています(http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2015/05_counter.pdf)。
本書は、まさにその「視覚的な情報と言葉との結びつき」を強化しようとするものです。ぜひ、教育に携わる方にも本書の「絵から文」「文から絵」ワークをお試しいただけますと幸いです。
Index 目次
はじめに 国語ができるようになるには、「理解力」を鍛えるのが一番です
「わかった?」「うん、わかった!」は本当か?
わかったかわからないか、判然としないまま勉強が進むと……?
国語力、いや、すべての勉強の基礎は「理解力」である
2020年以降、大学入試でも知識ではなく理解力が問われる時代に
準備編 「お絵かき」トレーニングをはじめる前に
1 「お絵かき」トレーニングの目標
「お絵かき」トレーニングの対象は?
読み聞かせ・読書のすすめ
2 「お絵かき」トレーニングをする前に、やっておいていただきたいこと
「音読・書き取り」で、文の型に慣れさせる
修飾語の感覚を身につける
接続詞を使えるようにする
3 本書の使い方
まず、「ポイント」を確認する
子どもが書いた文のチェックのしかた
「お絵かき」トレーニングについて、気をつけていただきたいこと
4 「お絵かき」トレーニングが終わったら
「お絵かき」トレーニングの次は「絵日記」を
さらなる国語力(思考力)をつけるために
実践編 「お絵かき」トレーニング
「絵から文」20問
「文から絵」20問
理論編 「理解力」についてもっとくわしいことを知りたい方へ
1 国語ができる子とできない子って?
国語ができる子はどんな子?
国語ができない子はどんな子?
この差はいつつくのか?
2 国語力を構成する「三つの力」
「理解する力」
「自分の考えと比較し、結論する力」
「適切に表現する力」
3 国語学習は、何をやらせればいいのか
国語学習の全体像とは?
4 「理解力」は、どうすれば鍛えられるのか
「わかる、わからない」をはっきりさせる
理解度は、「言い換え」させれば確認できる
本当の「理解」で期待できること
5 理解力を強化する「言い換え」トレーニング
言い換えられないものはわかっていない!
理解力のステップ別「言い換え」トレーニング方法
「わかった?」「うん、わかった!」は本当か?
わかったかわからないか、判然としないまま勉強が進むと……?
国語力、いや、すべての勉強の基礎は「理解力」である
2020年以降、大学入試でも知識ではなく理解力が問われる時代に
準備編 「お絵かき」トレーニングをはじめる前に
1 「お絵かき」トレーニングの目標
「お絵かき」トレーニングの対象は?
読み聞かせ・読書のすすめ
2 「お絵かき」トレーニングをする前に、やっておいていただきたいこと
「音読・書き取り」で、文の型に慣れさせる
修飾語の感覚を身につける
接続詞を使えるようにする
3 本書の使い方
まず、「ポイント」を確認する
子どもが書いた文のチェックのしかた
「お絵かき」トレーニングについて、気をつけていただきたいこと
4 「お絵かき」トレーニングが終わったら
「お絵かき」トレーニングの次は「絵日記」を
さらなる国語力(思考力)をつけるために
実践編 「お絵かき」トレーニング
「絵から文」20問
「文から絵」20問
理論編 「理解力」についてもっとくわしいことを知りたい方へ
1 国語ができる子とできない子って?
国語ができる子はどんな子?
国語ができない子はどんな子?
この差はいつつくのか?
2 国語力を構成する「三つの力」
「理解する力」
「自分の考えと比較し、結論する力」
「適切に表現する力」
3 国語学習は、何をやらせればいいのか
国語学習の全体像とは?
4 「理解力」は、どうすれば鍛えられるのか
「わかる、わからない」をはっきりさせる
理解度は、「言い換え」させれば確認できる
本当の「理解」で期待できること
5 理解力を強化する「言い換え」トレーニング
言い換えられないものはわかっていない!
理解力のステップ別「言い換え」トレーニング方法
※1 店舗ごとの消費税の端数の計算方法の違いによっては、お会計額に誤差が生じる場合があります。