40歳から始める「脳の老化」を防ぐ習慣

40歳から始める「脳の老化」を防ぐ習慣

著 | 和田秀樹
1100円 (税込) ※1

ページ数:192ページ
発売日:2018/2/25
ISBN:978-4-7993-2235-2

Product description 商品説明

人間は、〝思わぬところ〟から、思わぬほど早く老化が始まります。この〝思わぬところ〟とは─「感情」です。科学的な事象として言い換えると、「脳の前頭葉が老化する」ということです。前頭葉は、40代頃から萎縮し、老化し始めます。そのため前頭葉が司る感情のコントロール機能や自発性、意欲、創造性が衰えてしまうのです。本書では、前頭葉の機能と、その老化を防止する「脳のアンチエイジング」法、つまり「前頭葉の鍛錬」の具体的方法を、様々な視座からご紹介していきます。

Index 目次

序章 「脳の老化」は40代から
1| 「歳だから」を言い訳にしない
2| 40代以降の「脳」について知っておく
3| 「うつ」に要注意
4| 「男性更年期」にも要注意
5| 動脈硬化を防ぐ
6| 前頭葉の老化を防ぐ
column1 「脳の領域」とそれぞれの役割分担
column 2 前頭葉の老化とは

第1章 脳の「出力系」を鍛える
7| 「アレ」「ソレ」「コレ」を使わない
8| わからないことは素直に尋ねる
9| 日記に書き「出す」
10| ブログやフェイスブックを始める
11| 新しい人と知り合う
12| 「思い出す」きっかけとなる「モノ」を身近に置く
13| 「どうお金を遣うか」考える
14| お金は「遣うときには遣う」
15| 言葉と行動を「セット」にする
16| 無理に「勉強」しない
column 3 「入力系」より「出力系」

第2章 脳の「変化対応力」を鍛える
17| 「想定外」の物や出来事を歓迎する
18| 適度に「株」や「ギャンブル」をする
19| 時には恋もしてみる
20| なじみの店ばかりに行かない
21| CDを買うなら新譜を。映画を観るなら映画館で新作を
22| 変化を楽しむ
23| 愚痴を言わない
24| ひとつのことに30のアイデアを出す訓練をする
25| 「これまでどうだったか」より「これからどうするか」
26| 失敗の可能性のあることもやってみる
column4 歳をとっても苦労は買ってでもすべき

第3章 感情の老化・思考の老化を防ぐトレーニング
27| バラエティ番組は観ない
28| 「自分にとっての本物探し」をする
29| 人付き合いをよくする
30| 若い人と付き合う
31| 「協調性」を気にしない
32| 堂々と自己主張する
33| 反骨精神を持つ
34| 積極的に議論する
35| 「ことなかれ主義」をやめる
36| 役割をすすんで引き受ける
37| 欲しいもの・欲しかったものを買ってみる
38| 昔の自慢話はしない
39| 「濫読」のすすめ
40| 「今どきの若い者は……」は禁句にする
41| ほめられたら、素直に喜ぶ
42| 「うまくいかないとき」はすっぱりあきらめ、リセットする
43| ささいなことは気にしない
44| ひとりでぐるぐる考え込まない
45| 他人の決めつけには「ツッコミ」を入れる
46| 定説・常識・伝統はまず疑う
47| 「そうだったのか思考」より「そうかもしれない思考」
48| あえて「ムカつく」本を読む
49| お墨付きに頼らない
50| 趣味を持つ
51| 「余計な知識」もどんどんつける
52| 「思いつき」や「仮説」を口に出す
53| 家族とは「つかず離れず」の関係を保つ
54| 「我慢しない生活」を心がける
column5 80歳からの認知症より中高年以降の「うつ」に注意
column6 「リア王」は前頭側頭型の認知症の悲劇

第4章 日常の行動・習慣から「脳の若さ」を保つ
55| いつもとほんの少し違うことをしてみる
56| おしゃれを楽しむ
57| ケチらず気に入った服を買う
58| 人付き合いにお金を惜しまない
59| 「行動が心を変える」と考える
60| 「体育会系の運動」より「好きなことのために動き回る」
61| 「ウォーキング」より「のんびりお散歩」
62| 「粗食系」より「肉食系」
63| 「コレステロール」の長所を知る
64| 無駄な減量に走らない
65| 「食べないダイエット」から「食べ方を工夫するダイエット」に
66| 体は使って鍛えて衰えさせない
67| ラクチンな服を着ない
68| 時には「盛装」をする
69| 必要になったら迷わず老眼鏡をかける
70| 笑う
71| 健康診断の値に一喜一憂しない
72| 「健康オタク」も「不調自慢」もやめる
73| お酒は適量を守る
74| 習い事は自分なりの独自性をめざす
75| 「家庭内離婚」「仮面夫婦」状態を打破する
column7 趣味をより楽しむコツ

Author description 著者情報

和田秀樹

1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修、国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部付属病院精神神経科助手、アメリカ、カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部・東京医科歯科大学非常勤講師、ルネクリニック東京院(アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリング担当)院長。1987年『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られ、志望校別大学受験勉強法の通信教育『緑鐵受験指導ゼミナール』の代表として無名校から東大や医学部に多数合格させている。 著書に『医者が教える 50代からはじめる 老けない人の「脳の習慣」』『感情的にならない気持ちの整理術 ハンディ版』『医学部の大罪』『脳科学より心理学』『悩み方の作法』『40歳からの記憶術』(以上、ディスカヴァー)『テレビの重罪』(宝島社新書)『老いの品格』(PHP新書)『感情的にならない本』『受験は要領』(PHP文庫)『80歳の壁』『マスクを外す日のために』(幻冬舎新書)『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)など多数。
詳しくはこちら

※1 店舗ごとの消費税の端数の計算方法の違いによっては、お会計額に誤差が生じる場合があります。