長野県生まれ。1969年信州大学教育学部卒業。上智大学大学院、ニューヨーク大学大学院修了。
日本におけるパフォーマンス学の第一人者として活躍。日本大学芸術学部教授、博士(パフォーマンス学・心理学)、国際パフォーマンス研究所代表、日本カウンセリング学界認定スーパーバイザーカウンセラー。
「自分を伝える自己表現」をテーマにした著作は180冊以上、累計315万部を超える。近著に『非言語表現の威力―パフォーマンス学実践講義』『カウンセラーのためのパフォーマンス学』など。「佐藤綾子のパフォーマンス学講座®」主宰。
10秒で好かれるひとこと 嫌われるひとこと
1870円 (税込) ※1
ページ数:280ページ
発売日:2022/3/25
ISBN:978-4-7993-2836-1
Product description 商品説明
あなたの感覚を教えてください。
「10秒」は短い時間? 長い時間?
たかが10秒、されど10秒。
「10秒」は使い方次第で、たっぷり情報を入れられる貴重な器です。
心理学者のT.ウイルソンの研究とその後の脳科学者のJ.メディナの研究 によると、人間はたった 1 秒間で視覚からだけで 1000 万要素を取り入れ、 のうち40要素を脳で処理できます。つまり、10秒間だと1億の要素を目から取り入れ、400 の要素を脳で処理していることになります。10 秒と いう時間の間に、人間はさまざまな情報を処理することができるのです。
一方、10秒で伝えられられる言葉はどのくらいでしょう。
私が 40 年間専門にしているパフォーマンス心理学の研究では、10 秒の 間に人間は約 44 文字(漢字、ひらがななど区別なく句読点含む)を話せること がわかっています。10 秒で視覚から入る要素は 1 億、脳で処理できる要素 は 400 ですが、言葉は約 44 の要素しか伝えられないのです。情報量の差 は歴然です。だからこそ、44 文字という限られた情報を戦略的に使うことには価値があります。普通であれば、なんとなく発してしまう 10 秒間 のひとことを意識することで、コミュニケーションの質はぐっと上がります。
私が主催するビジネススキル研修では常に「10 秒スピーチ」を実施し ています。10 秒という時間を効果的に使うことで、相手の心をつかむことができるのはもちろんのこと、ある特定の目的にそって相手の気持ちを 変えられることもわかってきました。
選挙演説の指導でも 10 秒の力を実感しています。駅前で通勤途中の人 の気持ちをつかむのは10秒が勝負なのです。 会社だって同じこと。同僚や、多忙な上司にふと廊下で会ったときに、たったひとことで心をつかむとしたら、あなたは何と言いますか? 多忙な現代人は、1 秒ごとが大事な時間です。10 秒もあったらその 10 倍の気持ちが伝わります。 ただし、意識し、正しいルールを知って日頃練習していれば、です。
本書では、「お願いする」「謝罪する」「言いにくいことを言う」「自己アピールする」「共感する」「ほめる」「叱る」「本音を引き出す」という 8 つ のテーマにおける10秒の使い方を解説しています。
各章にはそれぞれのルールがあり、そのルールに従って 10 秒のフレー ズをつくれば、相手に好かれるひとことになります。
各章では、ビジネスシーンや日常での具体的場面を設定して、好かれる ひとこと、嫌われるひとことの例を載せています。それぞれのひとことは 2、3 のパーツに分解し、パーツごとに「相手に与える印象」を解説されているので、自分自身に置き換えてひとことをつくることができるようになっています。
また、ひとことをより効果的に伝えるノンバーバルのポイントをイラス トとともに解説している点も本書の特徴です。ノンバーバルとは、表情や しぐさなど言語以外のコミュニケーションのことです。心理学の知見をもとにしたノンバーバルのポイントで、10 秒という時間をより効果的に使うことができるのです。10 秒で 1 億の要素を伝えられる視覚のパワーを活用しましょう。
ぜひ気になったテーマ、場面から読んで理解を深めてください。
「10秒」は短い時間? 長い時間?
たかが10秒、されど10秒。
「10秒」は使い方次第で、たっぷり情報を入れられる貴重な器です。
心理学者のT.ウイルソンの研究とその後の脳科学者のJ.メディナの研究 によると、人間はたった 1 秒間で視覚からだけで 1000 万要素を取り入れ、 のうち40要素を脳で処理できます。つまり、10秒間だと1億の要素を目から取り入れ、400 の要素を脳で処理していることになります。10 秒と いう時間の間に、人間はさまざまな情報を処理することができるのです。
一方、10秒で伝えられられる言葉はどのくらいでしょう。
私が 40 年間専門にしているパフォーマンス心理学の研究では、10 秒の 間に人間は約 44 文字(漢字、ひらがななど区別なく句読点含む)を話せること がわかっています。10 秒で視覚から入る要素は 1 億、脳で処理できる要素 は 400 ですが、言葉は約 44 の要素しか伝えられないのです。情報量の差 は歴然です。だからこそ、44 文字という限られた情報を戦略的に使うことには価値があります。普通であれば、なんとなく発してしまう 10 秒間 のひとことを意識することで、コミュニケーションの質はぐっと上がります。
私が主催するビジネススキル研修では常に「10 秒スピーチ」を実施し ています。10 秒という時間を効果的に使うことで、相手の心をつかむことができるのはもちろんのこと、ある特定の目的にそって相手の気持ちを 変えられることもわかってきました。
選挙演説の指導でも 10 秒の力を実感しています。駅前で通勤途中の人 の気持ちをつかむのは10秒が勝負なのです。 会社だって同じこと。同僚や、多忙な上司にふと廊下で会ったときに、たったひとことで心をつかむとしたら、あなたは何と言いますか? 多忙な現代人は、1 秒ごとが大事な時間です。10 秒もあったらその 10 倍の気持ちが伝わります。 ただし、意識し、正しいルールを知って日頃練習していれば、です。
本書では、「お願いする」「謝罪する」「言いにくいことを言う」「自己アピールする」「共感する」「ほめる」「叱る」「本音を引き出す」という 8 つ のテーマにおける10秒の使い方を解説しています。
各章にはそれぞれのルールがあり、そのルールに従って 10 秒のフレー ズをつくれば、相手に好かれるひとことになります。
各章では、ビジネスシーンや日常での具体的場面を設定して、好かれる ひとこと、嫌われるひとことの例を載せています。それぞれのひとことは 2、3 のパーツに分解し、パーツごとに「相手に与える印象」を解説されているので、自分自身に置き換えてひとことをつくることができるようになっています。
また、ひとことをより効果的に伝えるノンバーバルのポイントをイラス トとともに解説している点も本書の特徴です。ノンバーバルとは、表情や しぐさなど言語以外のコミュニケーションのことです。心理学の知見をもとにしたノンバーバルのポイントで、10 秒という時間をより効果的に使うことができるのです。10 秒で 1 億の要素を伝えられる視覚のパワーを活用しましょう。
ぜひ気になったテーマ、場面から読んで理解を深めてください。
Index 目次
第1章 相手を動かすお願い、交渉、提案
第2章 関係を修復する謝罪、挽回
第3章 言いにくいことの伝え方
第4章 インパクトを与える自己アピール
第5章 相手の気持ちに寄り添う共感
第6章 やる気を引き出すほめ方
第7章 次につながる叱り方
第8章 本音を引き出す傾聴のひとこと
第2章 関係を修復する謝罪、挽回
第3章 言いにくいことの伝え方
第4章 インパクトを与える自己アピール
第5章 相手の気持ちに寄り添う共感
第6章 やる気を引き出すほめ方
第7章 次につながる叱り方
第8章 本音を引き出す傾聴のひとこと
※1 店舗ごとの消費税の端数の計算方法の違いによっては、お会計額に誤差が生じる場合があります。