命は誰のものか
1100円 (税込) ※1
ページ数:264ページ
発売日:2009/8/5
ISBN:978-4-88759-734-1
Product description 商品説明
2009年7月、臓器移植法改正案が参議院で可決され成立した。
この法案は「脳死」を人の死と定義し、本人の臓器提供拒否の意思表示がない限り、家族の同意により臓器を摘出することができるという内容だ。
これまで15歳未満の子どもは臓器を提供できなかったが、今回の改正で年齢制限はなくなった。改正の背景には移植する臓器の不足、特に子どもの臓器の不足がある。
しかし、脳死が本当に人の死なのかどうか議論が分かれるし、同様の法律を施行している国々でも臓器不足は解決していない。家族だからといって臓器提供を決めてよいのかという疑問も残る。成立をこれほど急ぐ必要があったのだろうか?
……医療技術が進んだからこその複雑な問題が数多く起こっている現在。自分の生死について自分で決められるかのような状況がある一方、他人の生死について決定しなければならないこともある。
本書は脳死・臓器移植のほか「出生前診断」「代理出産」「障害児の治療停止」「尊厳死と安楽死」など、私たち一人ひとりが迫られる「命の選択」について深く追究していく。
この法案は「脳死」を人の死と定義し、本人の臓器提供拒否の意思表示がない限り、家族の同意により臓器を摘出することができるという内容だ。
これまで15歳未満の子どもは臓器を提供できなかったが、今回の改正で年齢制限はなくなった。改正の背景には移植する臓器の不足、特に子どもの臓器の不足がある。
しかし、脳死が本当に人の死なのかどうか議論が分かれるし、同様の法律を施行している国々でも臓器不足は解決していない。家族だからといって臓器提供を決めてよいのかという疑問も残る。成立をこれほど急ぐ必要があったのだろうか?
……医療技術が進んだからこその複雑な問題が数多く起こっている現在。自分の生死について自分で決められるかのような状況がある一方、他人の生死について決定しなければならないこともある。
本書は脳死・臓器移植のほか「出生前診断」「代理出産」「障害児の治療停止」「尊厳死と安楽死」など、私たち一人ひとりが迫られる「命の選択」について深く追究していく。
※1 店舗ごとの消費税の端数の計算方法の違いによっては、お会計額に誤差が生じる場合があります。