『はるなつふゆと七福神』カバーデザインオーディション 最優秀作品決定!
イベントレポート
プロ・アマ問わず優秀なクリエイターを発掘するカバーデザインオーディション。多数のご応募をいただきまして、ありがとうございました。厳正なる審査を行った結果、最優秀作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。
最優秀作品
三木健太郎さん
受賞コメント:三木健太郎さん
京都の大垣書店烏丸三条店で書店員をしながら絵描きをしております三木健太郎と申します。
このたびは最優秀作品に選んでいただきありがとうございます。企画を知り、はるなつふゆと七福神を読み始めた冒頭の4ページ、つふゆと神様が初めて出会うシーン。それが僕と作品の目がばっちり合った瞬間でした。『このシーンがきっと表紙になる。』その直感を信じてよかったです。そして何より描いていて本当に楽しかったのです。
このたびは最優秀作品に選んでいただきありがとうございます。企画を知り、はるなつふゆと七福神を読み始めた冒頭の4ページ、つふゆと神様が初めて出会うシーン。それが僕と作品の目がばっちり合った瞬間でした。『このシーンがきっと表紙になる。』その直感を信じてよかったです。そして何より描いていて本当に楽しかったのです。
素敵な賞に心から感謝いたします。
審査コメント:賽助さん
とにかく絵柄が好きです。
また、物語の導入シーンのイメージともピッタリで、自分で書いた小説なので恐縮ですが、
「このお話、楽しそう!」と思ってしまいました。
人気投票コメント(一部抜粋)
・自分のよく知ったこの部屋で思いもしない特別なことがあったことがパッと伝わってくるカバーで、この先の毎日どんなことが起こってしまうのか気にならせてくれるデザインだと感じました。目をまんまるに見開いて何事かと見ているところが印象的で、自分の家なのかと思うくらいの日常感と今目の前で起こっている非日常、ワクワクさせてくれるようなデザインだと思いました。
・初めて七福神に会った都冬の驚きが、物語の始まるわくわくに転換されるような表紙。部屋の生活感も親近感が湧きました。
・一番体温を感じるからです。この本がどういう話なのか、一番想像させてくれます。あたたかく、ほっこりとして、それでいてどきどきする。そういう話なのだろうなと分かり、その先に連れて行ってくれます。あとかわいい。
・つふゆの丸くなった目と、ケンカする七福神、炬燵の上のスナック菓子 。うん、手に取る!っと思ったので投票しました。また、店に並んでたら目を引く絵のタッチで、好きです。何回見ても、つふゆの丸くなった目イイですね。
最優秀作品カバー版は、12月2日発売(予定)に向け準備中です。
人気投票上位作品
アメ リンゴさん
<人気投票コメント>一部抜粋
・神様という存在がとても身近に感じられる、暖かい作品だと感じました。コタツを囲んで団欒していて、物理的にも暖かそうで、作品の雰囲気ともマッチしているように思います。
・キャラクター一人一人に息が吹き込まれているような作画で書店で並んでいたら思わず目をとめてしまう雰囲気を放っている作品だと思います。表情が豊かで今にも 動き出しそうなところもまた一つの魅力的です。そして、私がひかれたもう一つの魅力は「誰 にでも凄いところがある」というフレーズでした。私はついつい他人と比べ てしまい、自分にはとりえがあまりないと落ち込むことが多々あるのですが、この言葉をみて自分と人を比べ ることはせずこれから自分で見つけていけばいいのだと実感できました。
Tabeさん
<人気投票コメント>一部抜粋
・「楽しくて元気と勇気がもらえる」物語のイメージにぴったりな、ポップでかわいいイラスト盛り沢山な点が目を引きました。賑やかな中、つふゆちゃんのキョトンとしたつぶらな瞳が印象的です。実はこっそりニタニくん(それとも賽助先生かしら?w)がいるのが気に入ってますw
・個性豊かで賑やかな七福神の雰囲気がとても可愛らしく、派手すぎる事はないが華やかさを感じる色使いで、本を余り読まない方にもポップで可愛らしい感じのこの表紙が目に飛び込んで来たことをきっかけに手に取って貰うきっかけになりそうな、思わず手に取りたくなるような表紙だなと感じました。
にゆさん
<人気投票コメント>一部抜粋
・柔いカラー使いとシンプルさが、ブックカバーを付けずに読みたくなるカバーデザインだなと思いました。後、写真にも映えそうです。
・大人も手に取れる洗練されたデザインで、でも温かみを感じるところがいいと思いました。
書店特別審査員コメント
リブロ ララガーデン春日部店 板橋 綾子様
<作品No.9>「二匹とパソコン」というシンプルさ、すきです。キーボードの上を歩き回ったり主人公のおなかをふみふみする小っちゃい二匹の愛らしさを思いだしてキュンとしてしまう!淡い色合いのほんわかしたイラストとわいわいにぎやかな物語とのギャップも楽しいです。
紀伊國屋書店梅田本店 辻本 彩様
<作品No.6>私の中で「はるなつふゆと七福神」は、ゆるぐだ〜という雰囲気が強く、難しく考えず楽しく読めるのがとても良いところがとても好きです。
それを前面に出して、ポップに仕上げているところがとても好印象で、さらに元表紙とまた色合いが違い、少し違うお客様に手にとっていただけるのではないかと思い選びました。
とても可愛くて好きです!
紀伊國屋書店新宿本店 宮本 由起子様
<作品No.8>秋の装丁が目を引きました。今まで春と冬のヴァージョンだけだったので、深大寺のお蕎麦屋さんのイメージととても合っていて
好きです。物語のあとも主人公たちが仲良く過ごしている様子が良いです。
未来屋書店 田坂 聡史様
<作品No.1>期間限定カバーということで、通常カバーのイメージとGAPが大きいものを前提に選びました。
結果、新しいお客様が手に取っていただく機会が増えることに期待したいです。
通常カバーの、にぎやかで楽しげな雰囲気に対して、
作品No.1は、シンプルで落ち着いた印象ながら、虹色の空や歩道を歩いてる七福神の姿が、楽しさやわくわくを感じさせてくれます。
書店の店頭に並べたときに(特に多面で陳列したとき)
ごみごみしすぎないので、たくさんの本の中でもよく映えると思います。
文教堂書店 赤羽店 三井 洋子様
<作品No.4>まずカバーとして大事な役目である第一印象という視点で純粋に「この本、買いたいかも」「保護カバーするのが勿体ないな」と、心惹かれたデザインがこちらでした。
そして作者さまの作品コンセプトに甚く共感しております。
私としても今回のカバー替えの目的として一番重視しているのは『新たな客層に届ける』です。
恐らくこのデザインだと確実に現在とは違う客層のお客様が目に留めてくださると確信しています。
表紙から作品の世界観やストーリーを(表紙の場合は視覚的イメージで)読者へ伝えるというのも大事な事項ではありますが、裏表紙のあらすじでもそれは担えるので、先ずは気になって手に取っていただくという観点では大変、効果のあるデザインだと思います。
一見だけではストーリーが想像出来ないという点も逆に良いですね。
現在のカバーからのギャップがあっても作品で描かれている冬の空気や登場人物たちの温もりが感じられる部分も好感が持てました。
金沢ビーンズ 松木 康彦様
<作品No.9>『はるなつふゆと七福神』は、ワチャワチャした賑やかな作品で、実際、装丁はそれを表したように楽しいものです。
ですが、今回は「期間限定」であればこそ、ガラッとテイストの違うものを期待したい!
「No.9」は、シュッとしたテイストながらも、作品の持つほっこり感や温かさ、かわいさが表現できていると同時に、、
著者の賽助さんの飄々とした感じやユーモラスなところにもマッチしているのではないでしょうか。
ノーパソの上に鹿と鶴というデザインは、初めて書店で見る方をして「どういう状況?」と思わしめるものですし、
今までと違う読者層への訴求も期待できると思います。
ディスプレイの鳥居との対比で、キーボードが参道の石畳にも見えてきて面白いですね。