生きる。死ぬ。

生きる。死ぬ。

著 | 玄侑宗久
著 | 土橋重隆
1650円 (税込) ※1

ページ数:256ページ
発売日:2013/12/13
ISBN:978-4-7993-1434-0

Product description 商品説明

「現代人は死を恐れすぎている」と語る、禅僧にして芥川賞作家・玄侑宗久と
「ガンは闘おうとすると治らない」と語る、先端医療の第一人者である外科医・土橋重隆による、生と死をめぐる異色の対談が実現!
長年ガン患者の治療に携わってきた土橋氏の「患者さんの生き方・考え方が変わると末期ガンでも治ることがある」という言葉に、多くの檀家の死と向き合ってきた玄侑氏も大いに共感する。医と禅の第一人者が、常識のもろさ・危うさ、もっと自分らしく自由に生きる術について語り合う。

Index 目次

はじめに 生と死の向こう側へ

第1章 排除するだけでは病気は治らない
▼患者さんの「過去の時間」に病気の原因は隠されている ▼末期ガンでもなぜか治癒するケースがある ▼ガン細胞はとても健気な存在 ▼ガンはより良く生きるために現れる▼大事なのは主体性があるかどうか ▼排除の思想が病気を蔓延させた ほか

第2章 死と闘わない生き方とは
▼病気を治す「薬師如来」と心身を癒す「阿弥陀如来」 ▼死は無くなることではなく、どこかに行くこと ▼森と共生してきた日本人の植物的な発想 ▼病気を治そうという気持ちがなくなると、逆に治癒が進んでいく ほか

第3章 ガンになる「性格」「生き方」がある
▼ガンは常識的でまじめに生きてきた人がなりやすい ▼左乳ガンと右乳ガンの患者さんは生き方・性格がまったく違う ▼肺ガンの患者は病気をとても怖がるタイプ ▼胃を病む人は仕事を引き受ける前にとことん悩む ほか

第4章 医療の仕組みがこわれる時
▼医者は国が作った「山分けシステム」の一員 ▼昔の医療は、患者が支払う額を決めていた ▼「いままで自分は何をやって来たのか」という大疑団 ▼いま、「病気ではなく人を見てほしい」という欲求が高まっている ほか

第5章 「死後」と向き合う
▼患者さんが亡くなる時、体から何かが「抜ける」瞬間がある ▼日本人はじっと耐えて、最後にスーッと諦める ▼死んだ後、閻魔様に聞かれるのはたった2つのことだけ ▼「地獄」と「極楽」をセットでとらえる日本人の発想 ほか

第6章 ガンは「概念」の病気
▼考えすぎで起こるガンは、現代人に特有の病 ▼理性こそ生命の力を弱めてしまう元凶▼一本の植物になって風になびく時間を ▼脳にばかり偏った意識を全身にめぐらせる ▼なぜガンを悪いと見なすのか? それは絶対なのか? ほか

第7章 「不二」の思想と出会う
▼物事を2つに分け、片方を否定すると本質は見えなくなる ▼変化を怖れず、受け容れると、いまここが涅槃になる ▼対立するものを一本化せず、共存させながらゆるくまとまる ▼自分の考えに縛られない「自在的な自我」とは? ほか

前提を持たずに考える「哲学的思考」のすすめ(土橋重隆) 
流動のなかの生老病死(玄侑宗久)

Author description 著者情報

玄侑宗久

1956年、福島県三春町生まれ。安積高校卒業後、慶応義塾大学中国文学科卒。さまざまな仕事を経験したあと、京都天龍寺専門道場に入門。2001年「文学界」に掲載の「中陰の花」で第125回芥川賞を受賞。2007年、柳澤桂子氏との往復書簡『般若心経 いのちの対話』で第68回文藝春秋読者賞を受賞。主な小説作品に『アブラクサスの祭』『化蝶散華』『アミターバ 無量光明』『リーラ 神の庭の遊戯』『光の山』(新潮社)『御開帳綺譚』『龍の棲む家』『四雁川流景』(文藝春秋)『祝福』(筑摩書房)など。仏教や禅にまつわるエッセイや対談本も多い。2008年より福聚寺第35世住職。花園大学文学部客員教授、新潟薬科大学客員教授。
★玄侑宗久公式サイト http://www.genyu-sokyu.com
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土橋重隆

外科医、医学博士。1952年、和歌山県生まれ。1978年和歌山県立医科大学卒業。1981年、西日本で最初の食道静脈瘤内視鏡的栓塞療法を手がけ、その後、2000例以上の食道静脈瘤症例に内視鏡的治療を施行する。1991年、和歌山県で最初の腹腔鏡下胆嚢摘出手術を施行、その後8年間に750例以上の腹腔鏡下手術を行う。2000年、帯津三敬病院にて終末期医療を経験、現在は三多摩医療生協・国分寺診療所で外来診療を行っている。ガンや生活習慣病には「治療の主役は医者ではなく、患者さん」と説き、全国各地で講演活動を展開中。著書に『ガンをつくる心 治す心』(主婦と生活社)『ガンを超える生き方』(徳間書店)『突破する力』(あうん/藤原直哉氏との共著)『50歳を超えてもガンにならない生き方』(講談社)などがある。
★土橋重隆総合サイト http://www.tsuchihashi-world.jimdo.com
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