ポジティブ心理学の挑戦

ポジティブ心理学の挑戦

著 | マーティン・セリグマン
2200円 (税抜)

ページ数:450ページ
発売日:2014/10/29
ISBN:978-4-7993-1576-7

Product description 商品説明

心理学の新しい潮流をリードする第一人者の〝10年ぶりの注目の新作〟!
「ポジティブな人間の未来に対する考え方が説得力をもって見事に語られている」
             (ザッポス CEO)トニー・シェイ
「なぜポジティブなアプローチに効果があるのか、その貴重な情報が詰め込まれている」
          サンデー・タイムズ
「世界屈指の心理学者が、ウェルネス、レジリエンス、幸福を増加させるという課題に、
  自らの知恵と経験を集約した1冊」
(医師・認知療法の創始者)アーロン・ベック


この本は、ずっと続く幸せを手に入れるために役立つ1冊だ──。

 本書は、国際的に著名な心理学者マーティン・セリグマンの、この力強い約束の言葉で始まる。ここ15年、ポジティブ心理学という新しい潮流をリードしてきた著者による10年ぶりの注目の新刊である。
 伝統的な心理学は「人間の苦しみを和らげること」を目標としてきた。セリグマンが15年の間牽引してきたポジティブ心理学の目標は異なっている。それは「人生を最も価値あるものにすること」にある。本書でセリグマンは「本物の幸福とは何なのか?」を問い、ダイナミックな新しい概念を提示している。

 幸福を追い求めるだけでは、人生に意味が生まれることはない。
 今、セリグマンは問うのは、自分の才能を育て、他人と深く長続きする関係性を築き、世界に意義深い貢献をする──そうしたことを可能とするものは何か、ということだ。つまり「何が人をずっと幸せにするのか?」を問うているのだ。

 ポジティブ心理学の可能性は、個人の幸福にとどまるものではない。教育、経済、医療、公共政策など、社会の構造そのもの対して、セリグマンはポジティブ心理学を通して働きかけ、成果を残してきた。

 ・感情面の回復力を身につけるトレーニングに取り組む「アメリカ陸軍」の事例
 ・職場での成功のみならず日常生活の充実を目指して生徒を教育する「革新的学校教育」の事例
 ・「従業員のパフォーマンスとウェルビーイングを同時に高める企業」の事例

 ……等々、非常に刺激的な物語を本書は伝えている。

 本書は「幸福とは何か」を理解する上で重要な分岐点であり、かつ人生を最大限に活用するためのツールとなる一冊である。セリグマン博士は今、自身の世界的ベストセラー『世界でひとつだけの幸せ』『オプティミストはなぜ成功するか』を究極的に発展させ、数百万人もの人生を変える最先端の科学としての到達点を示したと言えるだろう。


Index 目次

<第1部 新・ポジティブ心理学>

第1章 ウェルビーイングとは何か?
幸福理論からウェルビーイング理論へ
ウェルビーイングの五つの要素
ポジティブ心理学の目標としての持続的幸福…e.t.c.

第2章 幸せを創造する──ポジティブ心理学エクササイズ
感謝の訪問
うまくいったことエクササイズ
特徴的強みエクササイズ…e.t.c.

第3章 薬とセラピーの“ばつの悪い秘密”
治癒VS症状緩和
積極的-建設的反応
ウィトゲンシュタイン、ポパー、ペンシルベニア大学…e.t.c.

第4章 ペンシルバニア大学MAPPプログラム
MAPPの魔法の成分
個人的・職業的な変容
ポジティブ心理学という天職…e.t.c.

第5章 ポジティブ教育──学校でウェルビーイングを教える
ウェルビーイングを学校で教えるべきか?
ペン・レジリエンシー・プログラム(PRP)
繁栄に関する新しい指標…e.t.c.

<第2部 持続的幸福への道>

第6章 知性に関する新理論──根気、徳性、達成
知性とは何か
根気の利点
成功の要素を強化する…e.t.c.

第7章 アーミー・ストロング──総合的兵士健康度プログラム
心理的健康度の高い陸軍
グローバル・アセスメント・ツール(GAT)
オンライン講座…e.t.c.

第8章 トラウマを成長に変える
心的外傷後ストレス障害
心的外傷後成長
マスター・レジリエンス・トレーニング…e.t.c.

第9章 ポジティブヘルス──楽観性の生物学
学習性無力感理論の起源
ウェルビーイングの因果関係と身体への影響
健康資産としての運動…e.t.c.

第10章 ウェルビーイングの政治学・経済学
お金を越えて
GDPとウェルビーイングの相違
PERMA51…e.t.c.

付録:強みテスト

Author description 著者情報

マーティン・セリグマン

ペンシルベニア大学心理学部教授。学習性無力感、抑うつ、楽観性、ポジティブ心理学、総合的兵士健康度プログラム等の研究で知られる。1996年、現代心理学史上最多の投票数を得てアメリカ心理学会の会長に選任された。
アメリカ心理学会(APA)から特別科学貢献賞を複数回受賞。科学的心理学会(APS)から、基礎科学への貢献によりウィリアム•ジェームズ・フェロー賞を、さらに、心理学的知識の応用への貢献によりジェームズ・マキーン・キャッテル・フェロー賞を共に受賞。2009年、長年の心理学への貢献を評価され、英国学士院から初代ワイリー賞を受賞。
国立衛生研究所(NIH)、全米科学財団(NSF)、マッカーサー財団、アネンバーグ財団、テンプルトン財団、アトランティック・フィランソロピーズ、ロバート·ウッド·ジョンソン財団等から研究助成を受ける。著書『オプティミストはなぜ成功するか』(Learned Optimism; 1991年刊)『世界でひとつだけの幸せ』(Authentic Happiness; 2002年刊)はいずれも世界的ベストセラーとなり、心理学の古典として読み継がれている。
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