右傾社会ニッポン

右傾社会ニッポン

著 | 中野雅至
1100円 (税込) ※1

ページ数:260ページ
発売日:2014/10/29
ISBN:978-4-7993-1581-1

Product description 商品説明

日本は「右傾化」しているといわれている。ネット右翼、憲法改正論、中国や韓国との軋轢、さらには「美しい国」ニッポンという自画自賛など、たしかにその兆しはあるようにも思える。
しかし、はたしてこれらは本当に右翼の台頭を示すものなのだろうか? 右翼による社会改革はありえるのか?
本書は、日本に蔓延する「右翼的」な雰囲気の正体を、国内の経済衰退と自信の喪失、日米中韓の関係性の変化から読み解き、右傾社会の実体を明らかにしていく。さらに、政治家や官僚などエリートが右傾化することに警鐘を鳴らしつつ、厳しさを増す国際環境をサバイブできる合理的な「中道・右翼政権」の出現を期待する。

Index 目次

第一章 右傾化とはどういう現象をいうのか?
第二章 「右傾化」と「普通の国になるべきだ論」と「排外主義」は同じものか?
第三章 右傾化しているのはどういう人か? ネット右翼は本当に低学歴・低所得・底辺層のモテナイ君か?
第四章 日本はなぜ右傾化するようになったのか?
第五章 日本の右傾化のリアル度数
第六章 右翼は社会変革できるのか?
第七章 現代ニッポンでもっとも危険なのは右翼ではなく激しく変化する「お任せ民主主義」
第八章 うつろいやすい世間の右傾化の裏で進むエリート達の右傾化にこそ気をつけよ!
最終章 右傾化はどこまで進むのか?

Author description 著者情報

中野雅至

神戸学院大学現代社会学部教授。昭和39年奈良県大和郡山市生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業後、大和郡山市役所に入所、在職中に国家公務員Ⅰ種行政職に合格、平成2年旧労働省入省。旧厚生省課長補佐、新潟県総合政策部情報政策課長、厚生労働省大臣官房国際課課長補佐を経て、公募により兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科准教授を経て教授に。主な著書に『悪徳官僚に学ぶ「戦略的ゴマすり力」』(デゥスカヴァー)『公務員バッシングの研究』(明石書店)『テレビコメンテーター』(中公ラクレ新書)『政治主導はなぜ失敗するのか?』(光文社新書)など多数。「朝まで生テレビ!」「サンデー・フロントライン」(テレビ朝日)などテレビ出演多数。現在は「ちちんぷいぷい」「Voice」(以上、毎日放送)「あさパラ!」(読売テレビ)でコメンテーターを務める。
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※1 店舗ごとの消費税の端数の計算方法の違いによっては、お会計額に誤差が生じる場合があります。