円高デフレが日本を救う

円高デフレが日本を救う

著 | 小幡績
1100円 (税込) ※1

ページ数:256ページ
発売日:2015/1/29
ISBN:978-4-7993-1635-1

Product description 商品説明

2013年1月、第一次安倍内閣の発足と同時に、「リフレはヤバい」でその経済戦略の危うさを警告した気鋭の経済学者が、第二次安倍内閣に再び警告する。

アベノミクスとは何か? 「超金融緩和」による、株高、円安、国債市場の混乱であり、景気刺激の先食いによるコストとリスクの先送りだ。

この2年で、戦後積み上げてきた日本の国富の3分の1が吹き飛んだ。今後、経済は、コストとリスクを支払う局面に入る。

危機などどこにもなかった日本経済は無謀な政策により、危機に陥る危機となってしまったのだ。

しかし、日本経済は絶望的ではない。間違った政策を取り除けば、日本経済は自ずと力強さを少しずつ回復していく。

本書では、アベノミクスという経済政策の誤りを論じ、アベノミクスの代案と、さらに、真の成長戦略を提示する。

Index 目次

もくじ
第一章 経済政策と政策論争の危機
第二章 日本経済はヤバくない
第三章 アベノミクスの成功という日本の失敗
第四章 黒田バズーカの破壊的誤り
第五章 アベノミクスの根本思想の誤り
第六章 日本経済の真の問題
第七章 アベノミクスの代案を提示しよう
第八章 真の成長戦略
第九章 円高・デフレが日本を救う
終  章  異次元の長さの「おわりに」

Author description 著者情報

小幡績

1967年生まれ。1992年東京大学経済学部卒、大蔵省(現財務省)入省、1999年退職。2000年IMFサマーインターン。2001年~3年一橋大学経済研究所専任講師。2001年、ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。'03年より、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)運用委員。
行動派経済学者として知られ、TV、雑誌等のメディアのほか、自身のブログ等でも積極的に発言。
主な著書に、『リフレはヤバい』(ディスカヴァー)『すべての経済はバブルに通じる』(光文社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(東洋経済新報社)『成長戦略のまやかし』(PHP研究所)『ハイブリッド・バブル』(ダイヤモンド社)他多数。
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