思考の質を高める 構造を読み解く力

思考の質を高める 構造を読み解く力

著 | 河村有希絵
1650円 (税込) ※1

発売日:2023/3/25
ISBN:978-4-7993-2936-8

Product description 商品説明

“「論理的思考力」と「他者への理解・共感力」が同時に鍛えられる。めっちゃおすすめです。”
――ベストセラー『LISTEN』監訳者 篠田真貴子さん推薦!


「構造の読み解き」は、「構造学習論」をベースにした、ビジネスパーソンのための文章読解術です。

著者は小学校のとき、一風変わった国語の授業を受けます。
授業は、文章を読んで、その構造から筆者の言いたいことを理解させ、さらにそれを解釈、再構成させるものでした。そして自分が文章を書くときには、その逆で、先に構造を考えてから文章化するのです。文章を段落ごとにチャート図に分解したり、段落の「重さ(重要度)」をてんびん図で比べたりします。それは、60年以上続く「構造学習論」に基づいた文章読解の授業だったのです。

著者は、受験やコンサルタントの仕事、MBA取得において、この授業で培った力に大いに助けられていると考え、この学習について研究し、ビジネスパーソンにも使える読解技術として、「構造を読み解く力」を提唱することにします。

「構造の読み解き」は次の三つの構成で成り立っています。
1 論説的文章を読んで、論理を読み解く
2 物語、情緒的文章を読んで、人の心情を読み解く
3 思考を組み立てて、解釈する/アウトプットする


論説文の読解で論理的思考力を鍛え、物語文の読解で人物の心を読む思考力を鍛え、自分がアウトプットするときは、それらを総合して文章やプレゼンを組み立てることが、「構造を読み解く」ということなのです。

◎こんな人におすすめです
・複雑な文章や物事を理解するのに時間がかかる
・わかりやすく説明したり伝えたりするのが苦手
・自分の思考やアウトプットにキレがないと感じる
・ビジネスのフレームワークを学んだけれど、うまく使いこなせない

◎こんなことができるようになります
・メールや文書の要点抽出の仕方がわかり、素早く理解できる
・会議参加者や会話相手の発言意図を考える癖がつく
・わかりやすいメモや報告書が書ける
・ロジカルでストーリーのあるプレゼンが組み立てられる
・ミーティングや面接で聞かれたことに的確に答えられる

Index 目次

第1章 「構造を読み解く力」とは何か?
1.読解力は国語を超えて
2.私が受けた教育――構造学習
3.大学で教育を学び直し、たどりついた「構造を読み解く力」

第2章 論理を読み解く
1.論理は言語以上の言語
2.見通しを立てる
3.文章の構造を読みとる
4.構造を把握するためのパターン認識
5.日ごろの「読む」行為を思考の訓練に

第3章 人物の心情を読み解く
1.物語を読み解くことの効用
2.人物になりきる
3.主人公以外の人物になる
4.“人読み力”を鍛える方法

第4章 思考を組み立てる
1.的確に読み取れずして、的確な応答はできない
2.思考とは構造化すること
3.思考したことを伝える
4.実務での実践と訓練

Author description 著者情報

河村有希絵

慶應義塾女子高等学校、東京大学法学部卒業後、ボストン コンサルティング グループに入社。ノースウェスタン大学ケロッグスクールオブマネジメントにてMBA取得。長期に渡り、様々な企業のコンサルティングに携わる。
その後、コギト・エデュケーション・アンド・マネジメントを創業し、「構造学習」をベースにした言語教育を研究、展開しながら、グロービス経営大学院においてもクリティカルシンキング、マーケティング科目を担当。2021年、東京大学教育学部 教育実践・政策学コースに学士入学。
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※1 店舗ごとの消費税の端数の計算方法の違いによっては、お会計額に誤差が生じる場合があります。