心がつながるのが怖い

心がつながるのが怖い

著 | イルセ・サン
訳 | 枇谷玲子
1400円 (税抜)

ページ数:152ページ
発売日:2017/9/14
ISBN:978-4-7993-2171-3

Product description 商品説明

前著『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』がベストセラーとなったデンマークの心理セラピスト、イルセ・サンの第二弾

心の奥底では愛情に満ちた関係を築きたいのに、
相手から遠ざかるような言動をとる人がいます。

関係が壊れて傷つくことを恐れるあまり、
最初から関係が深まらないようにしてしまうのです。

著者はそれを「自己防衛の戦略」と呼びます。
幼い頃に、親から十分に愛情を受けなかったことが原因で自己防衛の戦略は生まれます。
自分の感情と距離を置き、他者と距離を置くのが自己防衛の目的です。

大人になって心が強くなり、
もう自己防衛は不要になっているのに自動的に戦略が作動し、
自分の感情を感じず、他者と離れようとしてしまうのです。

著者は自己防衛の戦略について、豊富な事例とともに丁寧に解説します。
そして、自分の本当の感情に気づき、自分を受け入れ、他者を受け入れても大丈夫だと
読者に語りかけていきます。

人間関係に悩む人にとって、心が軽くなる一冊になるはずです。

Index 目次

第1章 自己防衛の戦略とはどのようなものか
自己防衛の戦略は本来非常事態を切り抜けるためのものだった
一時的な措置としての自己防衛は役に立つし悪いものではない
自分の内側での自己防衛と他者からの自己防衛
自己の内面と距離を置く自己防衛の戦略
内的自己防衛と対人自己防衛のバランスをどうとるか

第2章 自己防衛の戦略を無意識にとるとき、問題が起こる
冷淡で自己中心的な人をパートナーに選んでしまう原因
自己防衛の戦略が人格の一部と化すとき

第3章 喪失の悲しみを恐れて愛に満ちた関係を避ける人たち
悲しみと向き合うことは重要だ
悲しみを避けるために人間関係を避けてしまう人たち
無意識に愛情のある関係を避ける人たち

第4章 愛情に満ちた人生への扉を閉ざしてしまう不幸なパターン
1 いつも無理な相手を求め続けるパターン
2 心を閉ざした相手をパートナーに選んでしまうパターン
3 完璧な相手を待つパターン
「よい」人間であるための闘い

第5章 親を理想化することの危険
「関心」には二種類ある
1 親を理想化し、自分も理想化するパターン
2 親を理想化し、自分のことは蔑むパターン
私たちが現実を作り変えるとき
子ども時代の戦略を繰り返す
自分の気持ちに逆らうとき
子ども時代に欠けていたものをパートナーに求めてしまう
両親をより現実的な視点でとらえる
親を理想視することが親密な関係を築く妨げになる

第6章 感情を完全に意識する
感情は重なり合って互いを隠している
感情が高まると、退行が起こることがある

第7章 不適切な自己防衛の戦略をとり除く
セラピーで自己防衛の戦略に目を向ける
自己防衛としてのいら立ちと怒り
悲しみと痛み
愛への渇望
両親への見方を変える

第8章 本来の自分に戻る
社会性という仮面を外す
自分自身でいることを選ぶと他者と出会うことができる
「よい」人間であるための闘いを避ける
危機は次のステップに到達した証
人生を変える痛み?私たちが自分自身の内面に近づくとき
意識することで前進できる

Author description 著者情報

イルセ・サン

心理療法士。デンマークのオーフス大学で神学を学び、C・G・ユングとキルケゴールに関する修士論文を執筆。また、いくつかの心理療法的アプローチの訓練を受けており、デンマークの心理療法的協会の会員でもある。数年間、デンマーク国教会の教区司祭を務め、現在はスーパーバイザー、トレーナー、講演者、セラピストとして活動している。
主な著書は、『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』『心がつながるのが怖い―愛と自己防衛』(ともにディスカヴァー)などがある。
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枇谷玲子

1980年、富山県生まれ。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターに留学(学位未取得)。2005年、大阪外国語大学卒業。北欧の書籍の翻訳紹介に注力している。
主な訳書に『キュッパのはくぶつかん』(オーシル・カンスタ・ヨンセン作、福音館書店)、『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』『心がつながるのが怖い―愛と自己防衛』(ともにイルセ・サン著、ディスカヴァー)、『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』(サッサ・ブーレグレーン著、岩崎書店)などがある。
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