最高のコーチは、教えない。

最高のコーチは、教えない。

著 | 吉井理人
1650円 (税込) ※1

ページ数:280ページ
発売日:2018/11/15
ISBN:978-4-7993-2385-4

Product description 商品説明

ビジネスに役立つ 超一流コーチング
どうすれば相手のモチベーションを高め、能力を引き出し、高い成果を挙げることがで
きるのか。メンバーを成長させることができるのか。
.この本では、個人の能力を最大限に引き出し、高い成果を挙げる方法を紹介する。
その方法は、「教える」のではなく、自分の頭で考えさせるように質問し、コミュニケー
ションをとる「コーチング」という技術だ。


目次

はじめに

第1章  なぜ、コーチが「教えて」はいけないのか

 相手と自分の経験・常識・感覚がまったく違う
 「上から力ずく」のコミュニケーションがモチベーションを奪う
 「余計なひと言」が集中力を奪う
 「悪いアドバイス」がパフォーマンスを低下させる
 一方的な指導方針が、現場を混乱させる

 コラム:影響を受けた指導者① 自分で考えさせる~箕島高校・尾藤公監督


第2章  コーチングの基本理論

 主体は選手。個が伸びれば組織は強くなる
 専門的な技術・知識を教える「指導行動」
 心理的・社会的な成長を促す「育成行動」
 成長を促す「課題の見つけ方」を指導する
 「振り返り」で課題設定の正しさを常に検証する
 パフォーマンスを最優先する「プロ意識」を植えつける
 相手の性格に応じてコーチングを変える
 四つのステージで指導方法を変える「PMモデル」
 「初心者(新人)」は、まず指導行動で技術を鍛える
 「中級者(若手)」は、モチベーションをケアしつつ、技術的な課題もサポートする
 「中上級者(中堅)」は、プライドを損ねないように心構えをつくる
 「上級者(一流・エース)」は、寄り添いつつ信頼関係を維持する
 常に相手を観察し、四つのステージを見極める

 コラム:影響を受けた指導者② 心をうまくつかむ~仰木彬監督


第3章  コーチングを実践する

 コーチング三つの基礎「観察」・「質問」・「代行」
 「観察」は相手の特徴を徹底的にリサーチしたうえで行う
 「質問」は余計なことを話さないように注意する
 「質問」の狙いは「自己客観視」と「信頼関係の構築」
 「代行」によって、相手の立場に憑依する
 一対一で振り返りミーティングを行う
 相手の強みを知り、強みを伸ばす
 成長のために、自ら課題を設定させる
 自分で問題を解決する思考回路を持たせる
 仮定の議題について議論し、思考力を鍛える

 コラム:影響を受けた指導者③ 一貫して重要な機会を任せる~野村克也監督


第4章  最高の結果を出すコーチの9つのルール
 ルール1 最高の能力を発揮できるコンディションをつくる
 ルール2 感情をコントロールし、態度に表さない
 ルール3 周りが見ていることを自覚させる
 ルール4 落ち込んだときは、すぐに切り替えさせる
 ルール5 上からの意見をどう現場に伝えるか考える
 ルール6 現場メンバーの的確な情報を上層部に伝える
 ルール7 目先の結果だけでなく、大きな目的を設定させる
 ルール8 メンバーとは適切な距離感を持って接する
 ルール9「仕事ができて、人間としても尊敬される」人を育てる

 コラム:影響を受けた指導者④プレッシャーがないと成長できない~ボビー・バレンタイン監督

おわりに

Index 目次

目次

はじめに

第1章  なぜ、コーチが「教えて」はいけないのか

 相手と自分の経験・常識・感覚がまったく違う
 「上から力ずく」のコミュニケーションがモチベーションを奪う
 「余計なひと言」が集中力を奪う
 「悪いアドバイス」がパフォーマンスを低下させる
 一方的な指導方針が、現場を混乱させる

 コラム:影響を受けた指導者① 自分で考えさせる~箕島高校・尾藤公監督


第2章  コーチングの基本理論

 主体は選手。個が伸びれば組織は強くなる
 専門的な技術・知識を教える「指導行動」
 心理的・社会的な成長を促す「育成行動」
 成長を促す「課題の見つけ方」を指導する
 「振り返り」で課題設定の正しさを常に検証する
 パフォーマンスを最優先する「プロ意識」を植えつける
 相手の性格に応じてコーチングを変える
 四つのステージで指導方法を変える「PMモデル」
 「初心者(新人)」は、まず指導行動で技術を鍛える
 「中級者(若手)」は、モチベーションをケアしつつ、技術的な課題もサポートする
 「中上級者(中堅)」は、プライドを損ねないように心構えをつくる
 「上級者(一流・エース)」は、寄り添いつつ信頼関係を維持する
 常に相手を観察し、四つのステージを見極める

 コラム:影響を受けた指導者② 心をうまくつかむ~仰木彬監督


第3章  コーチングを実践する

 コーチング三つの基礎「観察」・「質問」・「代行」
 「観察」は相手の特徴を徹底的にリサーチしたうえで行う
 「質問」は余計なことを話さないように注意する
 「質問」の狙いは「自己客観視」と「信頼関係の構築」
 「代行」によって、相手の立場に憑依する
 一対一で振り返りミーティングを行う
 相手の強みを知り、強みを伸ばす
 成長のために、自ら課題を設定させる
 自分で問題を解決する思考回路を持たせる
 仮定の議題について議論し、思考力を鍛える

 コラム:影響を受けた指導者③ 一貫して重要な機会を任せる~野村克也監督


第4章  最高の結果を出すコーチの9つのルール
 ルール1 最高の能力を発揮できるコンディションをつくる
 ルール2 感情をコントロールし、態度に表さない
 ルール3 周りが見ていることを自覚させる
 ルール4 落ち込んだときは、すぐに切り替えさせる
 ルール5 上からの意見をどう現場に伝えるか考える
 ルール6 現場メンバーの的確な情報を上層部に伝える
 ルール7 目先の結果だけでなく、大きな目的を設定させる
 ルール8 メンバーとは適切な距離感を持って接する
 ルール9「仕事ができて、人間としても尊敬される」人を育てる

 コラム:影響を受けた指導者④プレッシャーがないと成長できない~ボビー・バレンタイン監督

おわりに

Author description 著者情報

吉井理人

千葉ロッテマリーンズ 監督。1965年生まれ。和歌山県立箕島高等学校卒業。84年、近鉄バファローズに入団し、翌85年に一軍投手デビュー。88年には最優秀救援投手のタイトルを獲得。95年、ヤクルトスワローズに移籍、先発陣の一角として活躍し、チームの日本一に貢献。 97年オフにFA権を行使して、メジャーリーグのニューヨーク・メッツに移籍。98年、日本人メジャーリーガーとして史上2人目の完投勝利を達成。99年には、日本人初のポストシーズン開幕投手を担った。2000年はコロラド・ロッキーズ、01年からはモントリオール・エクスポズに在籍。03年、オリックス・ブルーウェーブに移籍し、日本球界に復帰。07年、現役引退。 08年~12年、北海道日本ハムファイターズの投手コーチに就き、09年と12年にリーグ優勝を果たす。15年、福岡ソフトバンクホークスの投手コーチに就任して日本一に、16年は北海道日本ハムファイターズの投手コーチとして日本一に輝く。 19年より千葉ロッテマリーンズ投手コーチ、22年よりピッチングコーディネーターを務め、23年より現職。また、2023WBC日本代表投手コーチも務める。一方、14年4月に筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻に入学。16年3月、博士前期課程を修了し、修士(体育学)の学位を取得。現在も研究活動を続ける。
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※1 店舗ごとの消費税の端数の計算方法の違いによっては、お会計額に誤差が生じる場合があります。