コンセプチュアル思考

コンセプチュアル思考

著 | 村山昇
2970円 (税込) ※1

ページ数:328ページ
発売日:2022/2/28
ISBN:978-4-7993-2828-6

Product description 商品説明

※2022年3月25日発売(2022年2月28日 EC先行発売)


野中郁次郎氏、推薦!
7万部ベストセラー『働き方の哲学』著者最新作!

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人間の「生き方」の本質は、最初に「分析・理論ありき」ではなく、どういう意味があるのかを問う「意味づけ」にある。
コンセプチュアル思考は、「意味づけ」をつくりだす、これからの時代に必要な思考法だ。
――野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)
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正解のない時代、
仕事とキャリアに揺るぎない軸を持つための
「概念や意味、価値を考える」思考を手に入れろ!


かつて、スティーブ・ジョブズ氏を中心にアップル社がつくりあげた一連の製品群(iMacからiPod、iPhone、iTunes、iPadに至るまで)。
これらは、はたして論理的な思考の賜物だったのでしょうか。

確かに論理は重要だったでしょう。
しかし何よりも決定的だったのは、コンセプトを起こす力であり、グランドデザインを描く力であり、製品世界をイメージする力でした。
さらには「Think different」という同社が文化として持っている強力な意志の力でした。

もう一つ忘れてはならないのは、彼らの美・快の体験価値を具現化する力です。
あれらの道具に最初に触れたときの操作感覚の驚き。そして日常使うときのウキウキ感。
それらの実現には卓越したデザイン的思考が不可欠でした。

つまり、画期的な製品は、知(頭で考える)・情(五感で考える)・意(肚で考える)、3つの思考が揃い、巧みに組み合わさることで、はじめて生み出されたものだったのです。


この3つは、どれも大事な思考法であり、それぞれが得意とし、目指す領域があります。
本書はこの3つのうち、いまだ十分に体系化されてこなかった「意の思考」である「コンセプチュアル思考」を学び、手に入れることを目指します。

◎コンセプチュアル思考を手に入れることで、
・リーダーとして持つべき「ぶれない軸」「自分の意志」が見つかる
・独自の世界観を持った製品・サービスをつくりだすことができる
・人生やキャリアで、自分が信じた道を見つけ、選び、進むことができる
・仕事で磨いた論理思考や創造性のスキルをもっと生かせる

◎ビジネス現場にマッチした題材で講義とワーク(演習)で、年次、立場、職種を問わず学べる内容。社内研修にもおすすめです。

Index 目次

まえがき

第1章 「コンセプチュアル思考」を知る
 概論 「コンセプチュアル思考」とは何か?
 鍵概念① 抽象と具体
 鍵概念② 「一」対「多」
 鍵概念③ 概念・観念・信念・理念
 鍵概念④ 「πの字」思考プロセス

第2章 ものごとの本質をつかむ
 準備 根源探索:ものごとのおおもとを見つめる
 スキル1 定義化:ものごとの本質をつかみ表す

第3章 ものごとの仕組みを単純化して表す
 スキル2 モデル化:思考上の模型づくり

第4章 ものごとの原理を他に応用する
 スキル3 類推:ものごとの原理をとらえる、他に適用する

第5章 ものごとをしなやかに鋭くとらえなおす
 スキル4 精錬:コンセプトを磨きあげる

第6章 ものごとに意味づけや価値づけをする
 スキル5 意味化:ものごとの目的を定める

第7章 事業・製品・サービスを独自で強いものにするために
 総括講義[1]「モラル・ジレンマ」に立つ
 総括講義[2]「知・情・意」の大きな融合

あとがき

Author description 著者情報

村山昇

キャリア・ポートレートコンサルティング代表。
組織・人事コンサルタント。概念工作家。
企業の従業員・公務員を対象に、「プロフェッショナルシップ(一個のプロとしての基盤意識)醸成」研修はじめ、「コンセプチュアル思考」研修、キャリア開発研修、管理職研修などの教育プログラムを開発・実施している。哲学の要素を盛り込んだ内省ワークや直観的に本質をつかむ図表現、レゴブロックを用いたキャリアのシミュレーションゲームなど、独自の手法で企業内研修の分野で幅広く支持を受けている。1986年慶應義塾大学・経済学部卒業。プラス、日経BP社、ベネッセコーポレーション、NTTデータを経て、03年独立。94-95年イリノイ工科大学大学院「Institute of Design」(米・シカゴ)研究員、07年一橋大学大学院・商学研究科にて経営学修士(MBA)取得。著書に、『個と組織を強くする部課長の対話力』『いい仕事ができる人の考え方』(以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『キレの思考・コクの思考』(東洋経済新報社)、『プロセスにこそ価値がある』(メディアファクトリー)、『ぶれない「自分の仕事観」をつくるキーワード80』『“働く”をじっくりみつめなおすための18講義』(以上、クロスメディア・パブリッシング)など。
ビジネスホームページ: https://www.careerportrait.biz
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