視覚化力養成パズル

視覚化力養成パズル

著 | チャールズ・フィリップス
1100円 (税込) ※1

ページ数:120ページ
発売日:2010/12/28
ISBN:978-4-88759-890-4

Product description 商品説明

現代は、まさにビジュアルの時代。テレビやインターネット、印刷物などの画像が文化を超えて飛び交い、
計算しつくされた広告やウェブページ、映画のシーンなどが視覚に訴えてきます。

その結果、「視覚化力」を開発することが、かつてないほど重要になってきました。

人々はふだんから、美しいデザインや印象的な画像を見慣れており、「視覚情報の解釈力」を身につけています。そうした人たちにアピールするためには、プレゼン資料を作成するにも、ビジネス案を説明したり試作品を並べて見せたりするにも、ビジュアル的にすぐれた表現の基礎がわかっていなければなりません。

「絵」を使えば、一瞬で伝わる

絵はシンプルなので、見た瞬間にインパクトが伝わります。
また、図を使えば、複雑な概念でも人目で理解できるように表せます。

視覚思考の大家であるダン・ロームは著書『描いて売り込め! 超ビジュアルシンキング』(講談社刊)の中で、会議で情報を提示したり、議論をまとめたりするときは、グラフや箇条書きではなく、シンプルな絵を使ったほうが効果的であると述べています。綿密なプレゼン資料を用意するより、会議中に「即席で」ささっと絵を描いたほうが、うまくいきやすいというわけです。

「そうは言っても、絵なんか描けない」とか「どうも視覚思考には自信がない」という人もいるでしょう。でも、気を落とす必要はありません。棒人間や矢印、四角、丸といったもので十分なのです。

ロームは「シンプルな絵ほど効果が高い」と言っています。
また絵が苦手と言っていた人のほうが、わかりやすい絵を描くこともよくあるそうです。

視覚思考は誰もできる!

私たちはみな、生まれつきすぐれた視覚化力を持っています。
考えてもみてください。夜に見る夢や白昼によぎる想像の、なんと表現力豊かなことか!
学校に上がるまでは、絵を描いたり、塗ったり、粘土で形をつくったりするのを楽しんでいた人も多いでしょう。

ところが残念なことに、多くの場合、この自然に備わった視覚化力は、年齢が上がるとともに失われていきます。学校教育では数字や言葉ばかりが重要視されるため、なおさらそうなるのです。しかし、視覚をふたたび活性化することは誰でもできます。アーティストの才能なんてなくてもいいのです。

イメージすることが大事

視覚化力をトレーニングする機会は、毎日の生活の中にいくらでもあります。
目を閉じて、あなたのリビングの平面図や、理想の家の設計図を思い描いてください。
旅に出るつもりになって、荷物をまとめて車のトランクに入れるところを思い浮かべるのもいいでしょう。

何らかの問題について考えるときは、目を閉じ、イメージを呼び起こし、頭の中で考えを図式化してみましょう。情報を要約するときや、計画を同僚に見せるときは、ざっと図に表してみます。

脳を活性化する視覚思考

脳の約半分は、見る機能と関係しています。
目から入った視覚情報は、後頭部の大脳皮質(視覚皮質)で処理されたあと、ほかのいくつかの脳領域で分析されます。視覚情報を処理する脳領域の多くは、見たものを思い出したり、先のことを思い浮かべたりするときにも使われます。視覚化は、視覚能力の重要な役目の1つなのです。

集中したいときや、自分を落ち着かせたいとき、想像力を呼び覚ましたいときには、視覚化を行ってみるといいでしょう。1年後に今より地位が向上している自分を想像してみる、というのもいいかもしれません。

Author description 著者情報

チャールズ・フィリップス

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